#237

 ある晩、狙撃の腕が自慢の伊達男が酒場で、「おれなら、お月様だって落とすことが出来るね!」と豪語した。
 酔っ払いどもはそんな妄言を相手にするはずもなく、出来る出来ないの押し問答となった。
 翌朝、伊達男の家に様子を見にいくと、伊達男のベッドに裸のお月様が寝ていた。