病気腎移植問題

時事通信社のニュースによると、宇和島徳洲会病院の万波医師が行った病気腎移植問題を調査していた委員会が、下のような見解を発表したという。

「今後の公正な臨床研究による発展的解決に委ねるべきだ」との見解を発表した(3日夜、大阪市内) 【時事通信社

これに対し、万波医師は記者会見を開き、次のように発言されたそうだ。
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2007030400008

胸を張り「当然の結論」=病気腎移植の万波医師が会見
宇和島徳洲会病院の調査委員会の会合終了後の3日夜、万波誠医師(66)が会場の大阪市内のホテルで記者会見した。病気腎移植を選択肢として否定できないとした調査委見解について「当然の結論。患者に必要だからやった。それを理解していただいた」と満足そうに胸を張った。
万波医師は、黒いダウンジャケットにえんじ色のセーターといったラフな格好。両腕を組んだまま会見に臨み、国に対して「病気腎移植を容認してほしい。学会とともにガイドラインを示してくれなければだめだ」と強く要望した。


■この問題と動物たちの犠牲と私自身の思い
この問題をいろいろな意味で関心を持つ者として、医療が正しく発展していくことを願うことを前提として、万波医師は本当に私欲のない、患者の思いに向かい合う、大地のような人柄の方らしいと感じることもあり、この医師が、一部の人間の嫉妬や偏見で歪められたり、医師の資格を剥奪されることのないことを祈りたい。


移植医療というものが必要なら、公正な英知のもとで、よくよく議論され、思考されて進んでいくようにと願うばかりである。その上でなお、人類のために進化し続けるものには、医療を先頭に、動物たちの言葉につくせない苦痛と死の犠牲があってなっていること、そのことをみんなが知り、動物達に感謝と慈愛の思いをもってほしい。彼らの生命に謙虚であってほしい、とただただうなだれて祈る。・・・この祈りをもって、私は死後、自分の臓器を、未来ある子供に役立つなら喜んで使ってほしいと思う。・・・もはや医療の発達は、誰が反対しようと、移植を抜きに考えることはできないだろう。それなら、自分の臓器を提供することしかないのだと思うのだ。