100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

100万回生きたねこ (講談社の創作絵本)

ほんとうは、お話会でいちばん子どもたちに読んでやりたい絵本のひとつ、
でも絶対に読むことができない絵本。



なぜなら声に出して読もうものなら 私にとって
必ず ハンカチをポケットから出さざるを得ない絵本 だからである。



よくみなさん、読んであげられるよなあ〜とふしぎに思ってしまう、
自分の感情を押しころして子どもたちには読み聞かせをする、というのがセオリーだが
これにかぎってはそんなのぜったいに無理、だ。



しかし、私などが読んであげなくたって、
有名な絵本だから子どもたちはだいたいどこかでは読んでもらっているので、
「このお話、泣けない?」
と聞いてみたのだが、
娘(小4)「べつに。」
とか言うので、


「なんで、猫は100万回目に死んだときは、生き返らなかったんだろう?」
と聞いてみたら、
「また生き返るのがめんどうだったんじゃなーい?」


とか言う。
ぎゃふーん、である。


息子(小1)には
「この本、悲しくない?」
と聞いてみたら
「うーん、悲しくないけどおもしろい、
なんども生き返るところが」
とか。


ふーん
私の気持は押し付けるべきでないとはよくわかっているけど、
でもなあ・・・。