オノマトペ

昨日は「くたくた」という擬態語についてブログを書いた。
http://d.hatena.ne.jp/norio373/20110816



「雨がざあざあ振っている」の「ざあざあ」や「心臓がドキドキする」の「ドキドキ」は擬音語と呼ばれているし、昨日の「くたくた」や「電車が遅れていてイライラする」の「イライラ」は擬態語と称されていて、英語やフランス語では「オノマトペ」と総称されているようだ。(英語の発音はちょっと違っているが、語源はともにギリシア語とのこと)



犬の「ワンワン」やアヒルの「ガーガー」、鶏の「コケコッコー」に代表される擬音語は世界中にあって、その比較はそれはそれで面白いが、こと擬態語になると日本語は多言語を寄せ付けない多さを誇るらしい。



どんな擬態語があるだろう。



なんだかわくわくしてきた。
炊きたてのご飯はてかてかしている。
元気もりもり!
試験結果が発表されてがっくり。
頭がガンガンする。
昨夜の夢を思い出してにんまりした。
背中がほかほかする。
あの人はキラキラしている。
急な雨でびしょびしょになった。
偶然街で友人と出会ってびっくり。
久しぶりに会った親戚の犬が顔をくしゃくしゃにして喜んだ。
さっと立ち上がる⇔のっそり立ち上がる。
最近バタバタしている。
手がカサカサしてきた⇔手がしっとりしてきた
ひげを生やし始めたらまじまじと見られた。



確かに考えてみると「どんどん」出てくる。



面白いのはひらがなで書くものとカタカナを使うものが不思議と使い分けられること。たいてい両方使っても差し支えはないけど、どちらを使うかで微妙に表現したい感覚が異なってくる。



ここでもまた日本語の豊かさを感じて「じーん」としてしまった。



「しっかり」残していかなければならない。