Microsoft Surface みたいなデバイスを触って来た。

ちょっと前に話題になって、これから来るか!?と期待されている次世代でバイス Micsosoft Surface だが、Youtubeで話題になっているムービーを先日友達に見せたら、
「これ、私がボランティアしている所のミーティングルームにありますよ。」
とそっけなく一言。な、何をーー!!これは近未来のデバイスでまだ開発の段階なんだよ!!と説明すると、
「いや、仕組みはわからないので、全然違う物かもしれませんが・・・」
と彼女は声を細めてしまったのだが、なんと、やっぱりそれはそこにあり、幸運にも今日それを触って来る事ができてしまったのだ!!

彼女はPEI Association for newcomers to Canadaという、新しくカナダに移民して来た人たちをサポートする組織でボランティアをしていて、今日はその組織主催の、ビルマから移民して来た家族の話を聞くというイベントがあった。
ビルマは軍事政権で、特定の少数民族はその存在を国から認められておらず、医療サービスを始めとした公的なサービスが受けられなかったり、その存在自体が軍事的に脅かされてたりする日々を送っているとの事。その移民して来た家族もその民族出身で、カナダ政府の援助を得て亡命という形で難民として受け入れられたという悲しい過去を持つ。そして、そのビルマでの生活に関するプレゼンテーションの後、ビルマの手作り菓子がふるまわれ、ビルマ語の歌を聴き、最後にドキュメンタリームービーを見るというイベントだった。

そして話を元に戻すと、そのプレゼンとムービーの投影に使われたホワイトボードが、その噂に聞いていたデバイスだった!
みんな、当たり前のように使ってるのよ。指でウィンドウ動かしたり、ボタンをクリックしたり。
画期的なデバイスなんだってば!!
Surfaceのムービーを見てた俺だけが妙に興奮していた。

で、そのデバイスはこれ。

Collaboration Software & Displays - SMART Technologies

日本にも代理店が有るようで、http://www.smartboard.co.jp/なんだが、どうもサイトがイケてない。
Surface がこれだけ話題になってるんだから、持って行き方次第でブログ上の話題をさらうこともできるだろうに、とも思うのだが、売ってる方もSurfaceの話は知らないのかもな。

イベントが終わった後、主催者にこのデバイスについて聞いてみると、丁寧にその仕組みを教えてくれた。
ホワイトボードにはタッチセンサーが付いていて、プロジェクターの起動時に9カ所スクリーン上に表示された点をタッチする事で、投影範囲とタッチセンサーの位置を会わせるとの事だ。なるほど、良くできている。
主催側が会場を片付ける中、一人で最後までそのスマートボードで遊んでいたのだが、指でWindowsのウインドウがツツツーっと動かせたのはまさに感動ものだった。ウィンドウのスクロールも指でできてしまう。
ホワイトボードの下端には4色のペンと白板消しが置いてあるのだが、ペンはダミーで、ペンを置いてある場所にセンサーが着いていて、持ち上げたペンによって色を決定する仕組み。ペンを持ち上げて指でスマートボードをなぞってもその色の線が画面上に描かれる。
白板消しにも、白板消し置きにセンサーが付いていて、同様にホワイトマーカーとして作用する。
ただレスポンスが少し遅くて、書き方によっては線が途切れ途切れになってしまったりもした。
一つ後悔しているのが、2カ所以上を同時にタッチした時にどうなるかを見てこなかった。これは結構重要なポイントだったろうに、時間があまりない中で試したので、それを試す事に気がつかなかった。orz

こちらは、Youtubeでのスマートボードの紹介。

追記:
なんかネットで検索してみたら、学校なんかには既に導入されているみたい。ひょっとして俺が知らなかっただけであんまり新しいというわけではない? だとしたら、Surfaceがあんなにスゲースゲー言われてるのってなんで?

追記2:
「スマートボード」と「Microsoft surface」でGoogle検索したら1件しかヒットしなかった。スマートボード自体はもう既にあちこちに導入されている様子なのに。全く比較対象になるデバイスではないのか、それとも、それぞれのデバイスに食いつくユーザ層が全く違うのか。