Hatena::ブログ(Diary)

NORLITE DESIGNS From Factry

2018-04-28

赤い夕陽と紅い花

今日はそれほどでもないのですが、昨日の空はオレンジ色にもやって近くの山並みさえ見えなくなり、夕陽もいつになく真っ赤でいったい何事かと思いました。
ゴビ砂漠からの黄砂かなとも考えましたが、クルマのフロントガラスを拭いても土ぼこりはついていません。
ラジオが伝える気象台からの情報では煙霧だそうです。
PM2.5と聞こえてすぐに中国大気汚染を連想しましたが、今回のこの現象は東シベリアの森林火災が原因だと言います。
青空に薄い霞がかかって太陽光が直接伝わらないせいかもしれません。ロシアからの風が冷たく感じられます。

f:id:norlite_designs:20180427180518j:image:w640

今年も我が家の庭のエゾムラサキツツジが満開になりました。
春を告げる花として有名なコブシサクラに先駆けること一週間。北海道の家々の庭にいっせいに花開き、無彩色だった景色に濃い桃色の斑点をちりばめます。
北海道東部では山野に自生するこのツツジ
丈夫ではあるのですが、冬には葉を落とすので刈り込んで生け垣にするような植栽はされず、かといってメインになるほど大きくもなく、北海道の庭にはあって当たり前という感じで、この時期以外はわりとひっそりと過ごしているように見えます。

この紅い花の勢いや飾らない美しさだけでなく、雪の下に押さえ付けられても決して折れない丈夫な細い枝や、ちぎって鼻に近づけるといい匂いのする小さい葉のことなど、機会をみつけて孫たちに教えておきましょう。

2018-04-18

今年も逢えた

工房から100メートルほど下手の湿地に、今年も冬籠り明けの若いヒグマが姿を見せました。
年ごとに個体は違いますが、この時期は雪が消えたばかりの開けた葦原で草の根をほじくって過ごしているのを見掛けます。

f:id:norlite_designs:20180418170806j:image:w640

まずは遠くから気付かれないように動きを観察すると、確証はありませんが、大きさや動きから3才くらいのオスのような気がします。

ミズバショウを前景にしたベストショットを撮ろうと工房までカメラを取りに戻り、道路の反対側をジリジリと半ばほふく前進で近づこうとしているとき、悪い事に熊とのあいだの道路を軽自動車が通りかかりました。
ドライバーは雪山に隠れたこちらに気付きはしませんでしたが、ふとヒグマの姿が視界に入ったらしく、少し行き過ぎたところで急ブレーキ。おまけにハザードランプ点滅。

オバサンが左側の窓から顔を出し、震える声で「コラ〜〜ッ!コラ〜〜ッ!」
滅多にクルマの通らないこの道に、続けて停まった2台の後続車。
オバサン、興奮した声で後続車に、「熊いるよ〜っ!ほれそこにイ〜〜!」
よく聞こえないオジサンがクルマから降りると、「危ないから降りるんでな〜い!」

3台も並んでしまったクルマの赤いテールランプと騒がしい人間に、平和な時間を破られた若グマはガサガサと笹薮を漕いで見えなくなってしまいました。

せっかくのシャッターチャンスを台無しにされたことも腹立たしくはありますが、オバサン達が、妙な正義感を出して警察に云ったりしないでくれることを祈りましょう。

2018-04-12

閃き、もしくは閃光

このところ低い気温の日が続いていますが、まあ、そこそこ順調に雪解けは進んでいます。
カヤック製作もいちおう予定通り消化できていて、『まっ!こんなもんかな』っと、不純な天候にも勝手に納得しているところです。

オーダー分とは別に、2年前からいじり続けてきた新艇の型がやっとできました。

f:id:norlite_designs:20180303111827j:image:w640

自分自身も含めて、長距離用のツーリング艇としては永くシュマールを愛用してきましたが、数年前にハイボリュームなハルに変更してからは、やはり艇速がそのぶんスポイルされた感じがあるので、スピード重視のツーリング艇としてこの型を作り始めたのでした。
全長5,5M、幅52cm。
1艇目の試乗艇はカーボンを使い、バキュームインフュージョンという真空成形で極力軽く作ったので、艤装をしていない艇体のみの重量は16,5kg。これからラダーやシート等の装着が終われば20kg程度になる予定です。

艇名はアイヌ語の<閃きと>いう単語からMelue=メルウに決めました。

水の上に漕ぎ出して感触を確かめる日が楽しみです。