子役といっても

nostalji2012-01-23

図書館で借りてきた中山千夏:著の『ぼくらが子役だったとき』(金曜日:2008年8月1日初版発行)を読了。子役を経験した14人との対談集です。子役の定義を、“幼少の職業的芸能者”としており、俳優だけでなく、小林幸子柳家花緑といった歌手や芸人も対象にしています。幼くして大人の世界を知った人たちの話を通して、子どもと大人の関係や親子関係を考えるのがテーマね。だけど、私が興味を持ったのは裏話ね。和泉雅子のヒット曲「二人の銀座」が、ベンチャーズ越路吹雪のために作ったものとは知らなんだ。譜面を見て、自分向きじゃないと越路吹雪が断ったんだってさ。結局、和泉雅子が歌うことになったのですが、「世界でも珍しい音痴だけど、楽器のように譜面どおり歌える男性とデュエットしたらヒットする」と越路吹雪和泉雅子にアドバイスした話には笑えましたね。
『隠密剣士(第七部:忍法根来衆)』の3話と4話を観る。第3話「忍法果し状」は、宿敵でありながら親友同士の紀州組忍者と根来衆忍者が、根来衆の頭領・牙竜道士(吉田義夫)の策謀で決闘する物語ね。紀州組忍者の息子役で、子役時代の声優・古谷徹が出演していました。
第4話「闇と云う名の忍者」は、黒布で顔全体を隠した闇の忍者の登場ね。若山弦蔵闇の声をしていました。声優といってもドラマ出演などで顔を見ることがあるのですが、若山弦蔵だけは顔を見たことがないなァ。闇に捕まった遁兵衛を助けに行った秋草新太郎が落とし穴に落ちて、水攻めにされるところで続きとなりま〜す。