日本初公開なので

nostalji2017-07-20

朝日新聞出版が発行している分冊百科マカロニウエスタン傑作映画DVDコレクション」の29巻に収録されている『キングと呼ばれた男』(1971年/監督:ドン・レイノルズ)を観る。
キングと呼ばれる賞金稼ぎのジョン・マーレイ(リチャード・ハリソン)は、武器密売人のベンソン兄弟を追っていましたが、結婚したばかりの弟をベンソン兄弟に殺されます。マーレイは復讐を誓い、弟の妻キャロル(アン・パスキン)を友人の保安官フォスター(クラウス・キンスキー)に預け、ベンソン兄弟を追跡。ベンソン兄弟が軍隊から奪った銃器をメキシコの山賊と取引する情報をつかみ、山賊のアジトに潜入しますが……
政府の諜報部員が突然現れて、武器密売人の一味としてマーレイを逮捕したり、伏線もなく事件の黒幕がフォスターと解ったり(クラウス・キンスキーなので伏線なんか必要ないか)と、脚本はかなり雑です。モタモタした演出で盛り上がりにも欠けます。ルイス・エンリケス・バカロフの音楽だけが合格。