アカイロ/ロマンス 少女の鞘、少女の刃

面白かったです。
この作者の既存作品が好きなので読んだのですが、今回も満足です。


この作者の特性上グロイ描写はあるのだろうなと思っていたのですが、直接的な描写はそうでもなかったような。
代わりに精神的に結構きつい気がします。
いきなり首の挿げ替えって。
首だけ上だけで生きれて、体を交換とか思いもしてなかったので。
灰原は気になるキャラだっただけにあっさり退場で呆然としてしまいました。
元の体の影響を受けるということで、枯葉が灰原の影響を受けるというのもなんとも物悲しいです。
景介にとっては本当にたまらないよなと。


ストーリーに関しては、親しい間柄で進んでいくのだなと。
喪着の設定のおかげで、人数も単純に計算できませんし。
なんとも嫌な設定だ。
失踪した人々の行方、鈴鹿内での対立と問題は事欠かないですし、どろどろな感じに進むのかな。
楽しみ。


シリーズものということで、大分続きを意識したものになっていたような。
非常に続きが気になります。