黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い


黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い

黄昏色の詠使いX 夜明け色の詠使い (富士見ファンタジア文庫)

最後まで綺麗で優しい物語でした。
ネイトとクルーエルの紡ぐ詠はラストにふさわしく暖かい気持ちにさせられました。
脇を固めるキャラクターたちも皆良い人たちばかりだったなと。
そてに、最後に今までのキャラが集まると言うのは王道ながら熱いです。
シャオ側に関しても明確な悪というわけではないので、最終決戦でも後味も悪くないですし。
本当に綺麗に終わった作品だったと思います。


欲を言えば、カインツとイブマリーに出番をもっと欲しかったかな。
この2人の再会は本筋とは深く関わらないわけですが、1巻の冒頭が凄く印象的だっただけにどうしても気になってしまって。
2人で並んでいる姿、雰囲気はやはり良いなと感じます。
今度出会うときは……と妄想もしてしまいますし。


新シリーズにも期待したいです。