2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

第9幕 「この日を忘れない!」

凝った演出が多かったが演出過剰で、それぞれのキャラにはあまり深い感情の動きが読み取れないのに演出ばかりが前に出ているような印象を受けた。例えば麦が演劇の途中に何を感じていたのかはほとんど示されていないのに、枚数を使ったアニメーションが使わ…

第9話 「鍵盤」

相変わらず出来はいいものの安易すぎる展開。なんでもかんでも春香の思い通りに進んでしまうのは、やはりまなびストレートのような強引さがあるように思う。しかしコンサート会場で亜美を説得したときの春香にはセリフに表れない強い説得力があった。春香は…

第9話 「掘る女」

プロット的にも面白いし、キャラの感情や状況を説明するコンテもしっかりしているし、相変わらず独特の世界観は維持している。しかも今回は音楽に頼りすぎることがなく、ミュージックビデオのような気持ちよさではない物語としてのリアリティがあった。実感…

第7話 「夕波」

「本当に彼のことが好きなら、何があっても動じない強さをもちなさい。」エマが婚約破棄の事実と重大さを偶然の積み重ねで知ってしまい、ついには入水しようとするというお話。前回のロンドン行きといい、あからさまに偶然を装った展開が続くのはいかがなも…

第8話 「お母さんの部屋」

どうしたって感動的になってしまうであろうおいしいプロットを手堅い演出と作画でまとめていて、普通に感動的な話だった。でも正直なところ、各見せ場のシーンではもっとリズムを崩した意欲的な演出を期待していたので、がっかりした部分もある。このアニメ…

第8話 「告白の章」

プロットが単純極まりないものになってきて、肝心のガラハドやジャミルの感情表現は深みもなければ型にはまった面白さもない。王様もゲルニアもキャラ的な面白さに欠ける。プロットがアホでもキャラ描写に笑えるものでも強い一貫性があれば楽しめるものなの…

第57話「無くした物を探すときはその日の行動をさかのぼれ」

一応体裁は整っているもののありきたりなプロットと、あと特に台詞回しにひねりが足りなくて銀魂らしくなかったのもあって、見られないということはないものの普通につまらない話だった。坂本と陸奥の声優の演技は良かったと思いますが。それでも予告で視聴…

第8話 「私じゃなくても旺盛」

体育祭の各シーンやらつかさの笛を吹くシーンなど出来のいい凝った演出を見るたびに初期の徹底的に抑制された構成や演出が懐かしくなる。どうも山本寛の引いたレールが新しい路線とぶつかってどっちつかずな作りになってるように思う。ファンサービスのつも…

第7話 「ぬくもり〜今だけは〜」

けれん味たっぷりのティボルトの表現は良かったのだが、それ以降構成的に統一感がなくあまり楽しめなかった。最後の英語の主題歌に乗せてロミオとジュリエットが愛を確かめ合うシーンは、それまでにお互いの、特にジュリエットの感情表現の積み重ねがなかっ…

第21話 「神の石ラピスラズリ」

「安心しろ、俺たちは離れていてもつながっている」リーフを引き上げるシーンの作画がよく、また背景動画も活用してよく動いていて、突込みどころの多さにもかかわらず見入ってしまった。他のところが変でも見せ場で一極集中で力を入れてくれれば満足感が味…

第7話 「野球したい」

前半の試合の部分は相変わらずお互いの読み合いが面白かった。田島がヒットを打つ直前ににCMに入るところなどは、理屈からまったく先の予想がつかず、次にどうなるかわからないドキドキ感を味わえた。でも結局はどっちが勝ってもハッピーエンドという流れに…

第8話 「コンペイトウ夜話」

春香の異様さについて、似たような感情を抱いたまなびストレートの学美と比べて考えてみる。まず両者とも根拠のない強いエネルギーをもっている主役であることでは共通している。根拠がないというのはその性格を獲得するまでの道のりが描かれていず、天性の…

第8話 「招かれて、観察者」

中身のないお話にコミカルな表現を中心に質の高いアニメーションが楽しいと、あまりこれまでと変わらない印象。水の中から眺める演出はなかなか新鮮だった。しかしせっかくの演出も物語がお粗末だから感動につながらないのが残念。深い心理描写とかはしなく…

第8幕 「一人じゃない」

精一杯やれば辛い思い出もいい思い出になるとか、半年の思い出を失いたくないとか、そういった臭いセリフを、実感をもたせるだけのエピソードの積み上げがないまま言っているので、押し付けがましく感じる。特に野乃はいいセリフを言わせなくても雰囲気だけ…

第8話 「嘘つく女」

「食後のケーキかなあ。」大塚明夫というのはあまりにも型にはまりすぎていて、正直あまり好きではないのだが、こういう格式ばったはったりにおいては非常によくはまっていて良かった。あとはまあ、相変わらず梶浦サウンドのPVでしかないような中身のないお…

第6話 「成功と喪失」

ウイリアムの考えてることがどうもよくわからない。もともと婚約したのはエマのことを考慮に入れた上でのことのはずで、それをたまたま直接会ったからってやっぱり婚約はやめるというのはあまりにも考えのなさすぎる判断。別にそういう展開でも構わないのだ…

第6幕 「…変われますか?」

こちらの理解力が足りないか、話数の間に間を空けて見てるせいなのかもしれないが、いまいち麦や部長の心情の流れがはっきり理解できない。なんとなく仲違いしてなんとなく仲直りしてしまったようにしか思えない。だがメンバーのそれぞれが悩んでる時間はゆ…

第7話 「追跡の章」

もともと無茶な展開が多いだけに、こういうあからさまに強引な展開も、あきれるほどベタなオチもあまり不自然に感じない。さらにそういったある意味不条理な世界観が面白くもある。登場人物も制作者もどこか真剣で、その真剣さが視聴者のツボを思いっきりは…

最終話 「ロケットガール -rocket girls-」

うまくいったかと思ったら絶体絶命のピンチに陥って、ギリギリでそれを克服してハッピーエンドという予定調和の内容で心が動くところがなかった。演出や脚本の出来自体は悪くないと思うんだが、意外性がないと何度も見返した作品を見てるような気分になって…

第6話 「真実の章」

「それが、あの日あった真相です。」超展開には二種類あって、一つは笑えはするものの話についていけなくなって興味を失ってしまい、ただのネタアニメになってしまうもの。もう一つはこちらも笑えるのだが、キャラが生き生きしていてその笑える世界も含めて…

第7話 「イメージ」

前回は京アニらしい凝った演出が過剰に感じたけど、今回は凝っていても控えめで、雰囲気に合わないような感じはなくて良かった。それに全体的に初期の無節操で乱暴な構成に戻っていて、個人的にはそのいい加減さが大好きだったので非常に楽しめた。あとセミ…

第20話 「うごめく砂の怪物」

砂の怪物・テレオクティのCGの出来がよく、憲兵団を喰うシーンや産卵のシーンはエグくて非常によろしかった。動くものに反応するという設定も面白い。設定としてはリーフの未来の予測やら所持品を奪って型を残していく何者かなども面白く、大きな見せ場が少…

第7話 「大好きな林」

ストーリーとしては大したものでもないので、この作品に期待するのはテーマのはっきりした表現なのだが、どうも何をいいたいんだかが良くわからない話だった。肝心のエミリーの行動に何の困難も伴っていないので、単に事務的に必要なことをこなしていったよ…

第6話 「希望〜託された明日〜」

「誰?」 今回は外面的なストーリーの進行がメインでロミオやジュリエットの内面の描写は控えめ。ランスロットの英雄的な死からモンタギュー公の容赦ない弾圧などのっぴきならない状況になっていくのがよくわかる作りだった。でももうちょっとジュリエットが…

第6話 「投手の条件」

あえて文句をいうのならば話があまりにもきれいに図式的に進んでいってしまっていること。阿部が完全に打者の心理を読んでヒットを打たせないことや、美星の選手達が三橋以外のピッチャーを知らないこと、阿部の複雑な予想を他の人間が当たり前のように読ん…

第7話 「ただいま。おかえり。」

前回の予告からディープな鬱展開を期待したんだが、わりとあっけなく解決してしまって拍子抜けの感がある。両親が去っていく改装や警告の文字がいっぱいに出ているモニター、故郷に帰ってきて電話をするシーンなどは非常に良く出来ていて、春香の悩みの深さ…

第56話 「一日局長に気を付けろッテンマイヤーさん」

二年目に入ってから前回までいまいち面白さを感じられなかったのだが、今回のを見てそれが万屋の面々を除いたレギュラーキャラが出てこなかったからだとわかった。新撰組の面々、お通ちゃんや花野アナといったキャラの個性的にも声優の実力的にもド級の魅力…

第15話 「ハッスルのぞみのお手伝い!」

出来はよかったんだが、全体的にギャグマンガの定番パターンに当てはめただけのようなシーンが多く、あまりリアリティを感じれなかった。のぞみのドジッ子ぶりもそうだし、それを他のメンバーたちが回想で示してるときもそう。特に最後のりん以外が全員料理…

第7話 「にゃんだって、お師匠様」

前回の熱い展開はウザかったけど、今回のように全てが予定調和で進む展開はそれはそれで退屈さを感じる。脚本や作画的にはウエルメイドであるだけに、余計にそう感じる。このアニメの魅力はコミカルなキャラたちが元気いっぱい動き回ることにあって、今回の…

第5話 「抱擁」

「それは、私の願いだったのでしょうか?」4話も引っ張ったわりにはわりとあっけなく出会ってしまったという印象。もっと同じ場所に居るのに出会えそうでなかなか出会えないという展開を期待したのは、ギャグアニメの見すぎでしょうか。さらに言えばギャグ…