Hatena::ブログ(Diary)

nozomimatsuiのみたもの・きくもの・よんだもの このページをアンテナに追加 RSSフィード

2010-08-07

[]

県庁の若手や町役場への就職希望者への研修が5日、相次いで開かれた。地域に溶け込み、「お役所仕事」と言われない人材作りが目的だ。

◇池田町、職場見学ツアー◇

 ありのままの池田町役場の仕事を知ってもらおうと、町は5日、就職希望者らを対象に町一帯をめぐる職場見学ツアーを開いた。堆肥(たいひ)センターや子ども園などを丸一日かけて見学し、先輩職員は町民としての「心得」も伝授した。町人口は3265人(1日現在)で、65歳以上の割合も39.6%と少子高齢化が進む。一方、生ゴミの堆肥化などで環境大臣賞などを受賞。町が抱える問題への取り組みを直接見てもらい、人材を幅広く募ろうと昨年からツアーを始め、昨年の参加者から県外出身の2人が採用された。ツアーは、兼業農家の主婦が農産物を販売する「こっぽい屋」が好評なことや、町独自の有機農業などを紹介。さらに先輩職員が、車のナンバーだけで誰か見分けられてしまったり、退庁後は、地域の一員として様々な活動に参加する暮らしぶりも披露した。越前市在住の専門学校1年の女性(21)は「帰宅時に隣のおばさんも出迎えてくれるという友達の話を聞き、町の一員になりたいと思った」と話す。かずら橋=写真=のかずらの巻き直しも仕事と聞き、「そんな仕事もあると初めて知りました」と話した。

◇県職員、観光地売り込む◇

 福井の良さを発信するため全職員が“営業活動”に取り組む姿勢を持とうと、県は5日から、勝山市の県立恐竜博物館で、県外客に観光資源を売り込む職員研修を始めた。参加する55人は全員が若手で、職種は関係なし。独自に企画した観光プランなどを直接対話で売り込んだ。全員が25歳。4〜5人ずつ12組に分かれ、売り込む観光地の選定や、チラシやパンフレットなどの手法など、すべて自前で企画した。初日の組は、県敦賀土木事務所や敦賀港湾事務所など敦賀市内で働く男女5人。敦賀市や美浜町の海水浴場や、8月16日に同市で開かれる花火大会を選び、現場をより身近に感じてもらおうと、写真やパンフレットだけでなく、五つの海水浴場の砂を持参した。立ち寄った客に実際に触れてもらい、「砂の色や大きさが違うし、海の色も全然違いますよ」と笑顔で話しかけた。グループのリーダー鳥居恵さん(25)は、二州健康福祉センターで食中毒や動物の引き取りを担当している。「全く違う仕事だけど、お客さんが足を止めて見てくれた時がとてもうれしい」と話していた。

本記事では,池田町及び福井県における職員就職研修の取組を紹介.両記事ともに,異なる内容ではあるものの,大変興味深い取組.

本記事の前段部分を拝読させて頂くと,池田町に関しては,正確には,「就職希望者らを対象に町一帯をめぐる職場見学ツアー」の模様.興味深い.同取組の詳細に関しては,同町HPでは把握できず,残念.加えて,「車のナンバーだけで誰か見分けられてしまったり」「退庁後は、地域の一員として様々な活動に参加する暮らしぶり」等も紹介されており,単なる職務としてのみならず,一住民としての「排他的なアイデンティティと均質な集団を強化していく」いわば「結束型」*1の様相も紹介された模様.内容次第では,職員としての採用のみならず,住民としての移住効果も期待ができそう.ただ,これらの場合には,「プラスと考えられることだけでなく,マイナス面に関しても求職者に提供」する機会としての「Realistic Job Preview」*2としての情報提供も不可欠とは考えられなくはないものの,どの程度,「マイナス面」の情報提供は進められているものなのだろうか,要確認.

一方で,本記事の後段分を拝読させて頂くと,福井県に関しては,「職種は関係」なく,「55人」の「25歳」職員が参加される研修の模様.「県立恐竜博物館」において「県外客に観光資源を売り込む」取組内容の模様.こちらもまた,興味深い.体験型の研修に関しては,「短い研修コースの訓練」を行う「off-the-job training(略称,OffJT)」*3として整理することができそうではあるものの,「OffJT」の場合には「もっとも重要な役割は,問題処理の技能を高めることにある」*4にあるとすれば,同取組で修得される技能とは,どのような内容であったのだろうか,こちらも要確認.

*1:ロバート・パットナム『孤独なボウリング』(柏書房,2006年)19頁

*2:今野浩一郎, 佐藤博樹『マネジメント・テキスト 人事管理入門<第2版>』(日本経済新聞出版社,2009年)84頁

マネジメント・テキスト 人事管理入門<第2版>

マネジメント・テキスト 人事管理入門<第2版>

*3:小池和男『仕事の経済学』(東洋経済新報社,2005年)27頁

仕事の経済学

仕事の経済学

*4:前掲注3・小池和男2005年:46頁