午後から豊島区でお仕事.下名個人としては,余り研修や講演はお引き受けする機会がないお仕事.本務校として取り組むこともあり,折角の機会ですので,最近の下名の関心事項をお話ししつつ,楽しく参加.2013年1月まで定期的に訪問予定.下名個人的には,2008年5月16日付及び2010年4月29日付の両本備忘録にて記録した同区庁舎の立て替え以前に,同区庁舎は一度外からも内からも見てみたく,本日,初めて訪問.1961年竣工の齢51歳の,23区で最も高齢となる4階建ての同区庁舎は,いまや高い建物に囲まれつた池袋の賑わいのなかでも,ほんのりと個性を出し,味わい深い風情でした.

財務省 (新潮新書)

財務省 (新潮新書)

  • 購入理由:昨日までの学会.この2年間程,学会と言えば事務方という体質になっていたので(別の学会ですが),2日間の報告を聞き続けることができるか,不安でしたが,面白く,そして考えさせられる報告も多く,体質改善の機会となりました.下名もまじめに勉強しよう.学会からの帰京の際,京都駅構内で購入.少し頭が疲れていたので,居眠りしつつ過ごす京都から品川までの2時間余の車中では,丁度よい分量と内容.数多のいわゆる大蔵本・財務本との読み比べの材料としても有益そう.

 大阪市橋下徹市長は17日、市内全24行政区を対象に公募した区長の最終選考結果について、3分の2を民間から選んだことを明らかにした。最年少は27歳といい、橋下市長は「すごいメンバーで個性がある。(行政の)仕組みを変えればいろんなことが変わる象徴にしたい」と意気込みを語った。
 24人は市人事委員会の承認を経て8月1日に就任する見通し。公募は昨年12月に開始。全国の1460人から応募があり、橋下市長や前横浜市長中田宏氏らが最終面接を実施。現職区長のほか、海外勤務経験のある民間人などを内定した。適任者がいない区には、別の区の落選者を振り分けたという。新区長は市役所の局長以上の地位となり、2013年度の区の予算編成に責任を持つほか、市が導入を目指す公立小中学校の学校選択制の決定権など幅広い権限が与えられる。大阪都への移行に絡み、24区を再編する際の区割り案も、新区長が検討する。

本記事では,大阪市における区長職公募への最終選考結果を紹介.
2011年12月20日付2012年1月21日付同年5月6日付の両本備忘録で記録させて頂いた,同市の同取組.本記事では,24区長中「3分の2を民間」から選考されたこと,つまり,16名が「民間」であると報道.
一方,2012年6月17日付の毎日新聞では,「4分の3を民間人」*1とも報道されており,加えて,同日付の時事通信による配信記事でも「18人を民間から選んだこと」,そして「残り6人は市職員の応募者から登用」*2されたと報道.選考された方の現在属性次第では,特に「民間」の範疇が,いわゆる「公私二元論」*3では正確にカウントが難しいのだろうか,本記事と二つの(配信)記事との間ででは,「民間」のカウントの仕方が異なる模様.実際の選考結果は,現在のところ,同市HPでは確認できず.公表後要確認.

*1:毎日新聞(2012年6月17日付)「大阪市:公募区長24人内定 最年少は27歳

*2:時事通信HP(2012年6月17日付)「公募区長、民間から18人=最年少は27歳−橋下大阪市長

*3:稲継裕昭『地方自治入門』(有斐閣,2011年)198頁

地方自治入門 (有斐閣コンパクト)

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