欧州のエネルギーシフト (岩波新書)

欧州のエネルギーシフト (岩波新書)

グリーン経済最前線 (岩波新書)

グリーン経済最前線 (岩波新書)

  • 購入理由:昨日,本日の電車移動のなか,「分散型エネルギー体制」(138頁)の現状を勉強しようと思い,

 東京都は2013年度から大卒程度の採用試験(事務)を見直し、面接中心の採用枠を設ける。法律などの知識を問う専門試験と論文を廃止する代わりに、集団で実際の仕事に近い企画立案をするグループワークを導入する。 「公務員試験の専門の勉強をしていない民間企業の志望者が受験をしやすくする」(都人事委員会)。理系を含め多様な人材を集める狙い。
新採用枠の1次試験は、教養試験に加え、自分の過去の経験を踏まえたうえで、ある社会問題の解決策を書かせる「プレゼンテーションシート」の2本立て。2次試験はシートの内容に沿って面接する。3次試験にグループワークを取り入れる。現行の1次試験は法律や政治、経済の知識を問う内容が中心で、試験対策をしていない民間企業志望者や理系の人材が受験しにくかった。 新採用枠の人数は未定で、11月頃までに決める。専門試験と論文が中心の現行方式も継続する。新採用枠の1期生は14年4月に入庁する。新採用枠を設けるのは、最も採用人数の多い「I類B採用試験」。22〜29歳を対象に、大卒程度の能力があるかを確かめる。12年度は同試験で約500人を採用する予定だ。同試験の1次試験は毎年5月ごろに実施されている。

本記事では,東京都における職員採用の取組を紹介.同取組は,同都HPを参照*1
「首都公務員として」「様々な資質・能力を備えた人材に活躍」できるように,「民間企業志望者や文系・理系を問わず様々な学部の出身者」が「受験しやすい試験内容」とすることが目的の模様.まずは,1次試験では「専門試験」と「論文」は廃止し,新たに「プレゼンテーションシート」が追加される.なお,「教養試験」は継続実施となる.次いで,「第2次試験」では,従来は「面接」による「口述試験」が実施されてはいたものの,新たに「プレゼンテーション面接」へと変更されている.最後に,「第3次試験」では,「面接」による「口述試験」は継続実施されるものの,新たに「グループワーク」が追加実施される.
第2次試験以降では,「受験者にこれまで学んできたこと,経験したこと」「都政に対する意欲をアピール」が期待されるプレゼンテーションや,「受験者の行動力・発想力・協調性等」の「多面的な人物評価」を目的に「集団で実際の仕事に近い企画作業を行う」*2グループワークの新設からも,「実践的なコミュニケーション」に重きをおいた「言語技術」*3を測る取組にもなりそうか.現行の「1類B採用試験(事務)」に関して,「現行区分に加え」「新たな試験区分」として「設置」される同取組.例えば,2013年度採用であれば「499名」*4現在の「1類B採用試験(事務)」の採用予定者数に追加となるのか,又は,現行区分数を上限とされたなかでの新設採用数となるのか.併願の可否の含めて,実際の同採用枠の具体的な内容は,要確認.

*1:東京都HP(これまでの報道発表2012年6月)「民間企業志望者や様々な学部の出身者がチャレンジしやすい、新たな採用試験区分を設置します!

*2:前掲注1・東京都(民間企業志望者や様々な学部の出身者がチャレンジしやすい、新たな採用試験区分を設置します!)

*3:猪瀬直樹『言葉の力』(中央公論新社,2011年)92頁

*4:東京都HP(東京都採用サイト2013 トップページ 試験・選考情報)「平成24年度東京都職員1類B採用試験案内」2頁