【留萌】留萌市議会は22日、議員提案による「かずの子条例」の制定に向けて検討委員会を発足させた。カズノコの消費拡大につなげる狙いがある。早ければ10月の臨時市議会で成立する見通し。同市によると、カズノコに関する条例を設けるのは全国で初めてという。
 検討委員会は、市議8人で構成。委員長に就いた小野敏雄氏は「日本一のカズノコを留萌から発信し、さらに波及させていきたい」と話す。条例案には、留萌市内の学校給食で食材として積極的に利用することや、消費拡大に向けた行政や業界の役割などを明記する方向で調整する。
 留萌市内では国内最大手の井原水産を筆頭に8社が塩カズノコを製造。留萌水産物加工協同組合によると、同市内は全国の塩カズノコ生産量(2015年)の47%を占める。
 ただ、この10年で生産量は半減。道水産物加工協同組合連合会(道加工連)は5月5日のこどもの日を「かずの子の日」に制定し消費喚起を図っている。

本記事では,留萌市における議員提出条例案の検討状況を紹介.
同市議会では,「かずの子」の「新たな消費拡大」を「促進するため」に,8名から構成される「(仮称)「かずの子条例」の制定に関する調査研究」を目的とした「かずの子条例制定検討委員会」を「設置」*1.同「条例に基づく現実の対応」*2の検討状況も,要観察.

*1:留萌市HP(留萌市議会)「かずの子条例制定検討委員会を設置

*2:礒崎初仁『自治政策法務講義』(第一法規,2012年)48頁

自治体政策法務講義

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