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2017-12-11

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 津市芸濃町林で9日、国登録有形文化財「旧明村役場庁舎」の移設工事が行われた。

 建物を解体せずにそのまま移動させる曳家ひきや工法を用いた工事。重さ約50トンの建物がレールの上をそろりそろりと移動していく様子を住民らが見守った。

 1916年に建築された同庁舎は、木造2階建て寄せ棟造り、延べ床面積約340平方メートル。上げ下げ窓や張り出した玄関ポーチ、その2階部分をバルコニーにするなどの洋風デザインが特徴で、明治期と大正期の趣を残している。

 2006年に国登録有形文化財となったが、老朽化が進んでいることから津市教育委員会が今年度、改修工事に着手。地域住民の文化、交流施設として整備し、来年9月にオープンさせる予定だ。

 この日は、油圧ジャッキ18基で建物を持ち上げ、レールに乗せてワイヤで引っ張り、約50分かけて新しい土台の手前まで約15メートル移動させた。作業が始まると、住民から「あ、動いた」などの声が上がった。建物は今後1週間以内に土台に載せる予定という。

 同庁舎を設計した地元の大工浦野甚松の孫で、三重県鈴鹿市の西川利之さん(81)と津市芸濃町の西川満さん(67)兄弟も見学に訪れた。2人は「祖父が設計した建物を大勢の人に見学してもらってありがたい。文化財になるとは思ってもみなかった。有効活用して地域振興に役立ててほしい」と話していた。

本記事では、津市における「旧役場庁舎耐震補強」*1の取組状況を紹介。

同市では「大正時代の文化財建造物」の「修復」による「公開」と「生涯学習施設・コミュニティ施設等として利活用」を目的に同工事を実施。本記事では、同工事の一環として「曳家工法」*2が行われたことを紹介。工事終了後の「文化財の活用」*3状況は、要観察。

*1:津市HP(市政情報広報報道発表資料)「登録有形文化財 旧明村役場庁舎耐震補強その他工事における曳家見学会の開催について

*2:前掲注1・津市(登録有形文化財 旧明村役場庁舎耐震補強その他工事における曳家見学会の開催について)

*3:佐滝剛弘『登録有形文化財』(勁草書房、2017年)25頁

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