生きてるうちに成すべきこと

古くからの友人の一人が
ガンで亡くなったことを
先日、知りました。

わたしより少し年上で、息子さんは、うちのひとつ下。
息子が幼い頃は、良く一緒に遊んでもらっていました。

亡くなるにはまだまだ若すぎます。

遺された家族や周囲の方々の哀しみを思うと、たまらない気持ちとなります。

身近な方が亡くなるたびに思うコト。
それは、自分が今死んだら?という問いかけです。

人は大抵、死ぬ瞬間まで、自分は死ぬはずないと思っています。

先日撃墜されたマレーシア機に乗っていた三百人近くの乗員もそうだったに違いないでしょう。

でも、わたしだって、巴里への行き帰り、うっかり違う航路を選んでいたら、撃墜の対象になっていたのかもしれません。

わたしは神様も輪廻転生も信じるので、死ぬこと自体はそんなに怖さを感じないのだけど、わたし自身の今の命をせいいっぱい全うする意味とか、与えられた天命については良く考えます。

人を幸せにしたい、人に感動を与えたい、そのために漫画家、クリエイターという生き方を選びました。

漫画家として連載が一番忙しい時に結婚し、子供を生みました。

クリエイター兼、子育てママとして、クリエイティブに生きる厳しさと楽しさを子供たちに伝えたいと思い、漫画家の傍ら、講師という生き方を始めました。
今は、高校と専門学校で教えつつ、個人指導もしつつ。
三歳から社会人まで、将来が楽しみな教え子が居て、プロデビュー出来るところまでに育ちつつあります。

この人生に悔いはありません。

たいした財は残せないとおもうけど、一人息子は、自分のアタマとココロで判断し、生きるチカラを身につけた子に育ちつつあります(親バカかもしれないが、そのように日々感じています)。

趣旨に共鳴し、共に動く仲間を得、好き勝手生きることを、片目を瞑って容認しつつ、支えてくれる家族が居ます。

あとは自分の天命と信じて、
漫画家、クリエイターとして、
人のココロを動かすオリジナルコンテンツを創り、ひとつずつ確実に、世に送り届けることしかありません。

身近な人を亡くす度、自分に残された時間がそう長くはないことを、肝に命じます。

わたしが神様から与えられた寿命が、あと何年あるのか。
それまでに成すべき優先順位は何か。

そんなことを自問自答しつつ。

結局は、一日一日を大切に生きるしかないのですけどね。