Lesson 5: 動詞と補足語(2)

動詞とその補足語はこれから勉強する文法に何回もでてきますので、きちんと理解・整理することが大切です。それではもう少し動詞と補足語について。

「補足語」には「直接目的語」「間接目的語」「補語」の3種類しかありませんでしたね。

そしてこれらの補足語の組み合わせの種類は4種類しかありません。
「補語が必要な動詞」
「直接目的語が必要な動詞」
「間接目的語と直接目的語が必要な動詞」
「直接目的語と補語が必要な動詞」

この4つの他に「補足語が必要でない動詞」がありましたね。

ですので、動詞は全部で5つに分類されます。動詞は数え切れないほどあります。更に英語では1つの動詞がいろいろな意味を持っていますが、どの動詞のどの意味も必ずこの5つの使い方の分類にあてはまります。まだ句や節の勉強をしていないのでどの分類にあてはまるかわからない意味での使い方もあるかもしれませんが、句と節を勉強した後、またこの動詞の分類にに戻りましょう。

もう少し動詞の分類の練習をしますが、これからは「補語が必要な動詞」などといちいち書くのは大変ですので省略をしましょう。

V: verb
C: complement
O: direct object(大文字のO)
o: indirect object(小文字のO)

「補足語が必要でない動詞」= V動詞
「補語が必要な動詞」= VC動詞
「直接目的語が必要な動詞」= VO動詞
「間接目的語と直接目的語が必要な動詞」= VoO動詞
「直接目的語と補語が必要な動詞」= VOC動詞

※補足語は日本語では動詞の前にきますが、英語ではすべて後ろにきます。文章の中で動詞と補足語をつなげるときの順序は上記のとおりになります。

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動詞の別の分類の仕方で、「自動詞」と「他動詞」があります。

自動詞は「直接目的語」を足す必要のない動詞です。上にあげた5つうちの
「補足語が必要でない動詞」= V動詞
「補語が必要な動詞」= VC動詞
の2つが「自動詞」の分類に入ります。

残りの3つはすべて「直接目的語」を足さないとといけない動詞なので「他動詞」の分類に入ります。

Lesson 4 のコメントで補足語が1つの場合、「直接目的語」か「補語」を悩んだと思いますが、その動詞の意味が「自動詞」であれば、その補足語は「補語」です。逆に「他動詞」であれば「直接目的語」になります。が、あくまでも種類より何を(<〜を>、<〜に>、<〜の状態に>等)足す必要があるかを覚えておくほうが大事です。

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動詞は補足語といっしょに意味を覚える。give は「あげる」で覚えるのではなく「<人に><ものを>あげる」で覚えること、1つの動詞でも意味によってはV動詞, VO動詞, VoO動詞になりえることを覚えておいてください。

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1)Lesson 4, 5 の課題と「コメント」の回答・説明をもう一度復習して、大切だと思う補足語のルールをまとめてください。
2)ask, be, call, find, go, leave, seem, try, use, work の持ついろいろな意味は、どの分類(V動詞, VC動詞, VO動詞, VoO動詞, VOC動詞)になるのかを調べてください。それぞれの動詞が持つ意味を2、3つあげてください。できれば同じ分類に入らない意味を選んでください。
例)make:
1)<ものを>作る、製作する... VO動詞
2)(人や物事が)<〜を><〜に>する... VOC動詞

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