ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

仕分け 

「(社)日本の水をきれいにする会
 環境省から1,380万円の請負契約を受け、日本全国の産卵場所の調査をしている。専従者は2人で環境省出身の技術士と事務職。請負契約金額の半分は非常勤職員3人の人件費として外に発注している。5ヶ月間契約。これまでの66件の調査資料を分析したものが含まれている。現地に行き現地漁協の聞き取り調査を実施した。環境省は「応札時には3名を雇用する計画で、受注時にはこの体制で取り組む」と了解していたけれど、応札した業者はこの一社のみである。多分、現地調査を条件としていたから他社には応札してもらえなかったのだろうと推察している。非常勤職員とこの法人との間の契約形態が法人専従者が説明できない。
 蓮紡仕分け人:「ヤマメやイワナの産卵場所は支流とおもわれる」という調査は聞き取り調査しなくても書ける話じゃないか。「阿武隈川の鯉の産卵は多すぎて特定できない」これでも調査といえるのか(場内から爆笑)。162カ所については現地の漁協の指摘を反映している、と法人は主張。この報告書で管轄・発注の環境省は満足しているのかと尋ねると、当初の目的を反映していると答える。
 毎年この社団法人に発注しているのではないのか?と枝野が質問。平成15年度からと答える。枝野はこの社団法人ができ頃からこの手のての発注が続いていないかと聞く。しかし、誰も答えず。昭和48年開設時、会長は稲葉修。次は鯨岡兵輔-桜井新-稲葉大和(稲葉修の息子)。正会員の殆どは各地の漁業組合。
 ここを聞いただけでもなんのためにある法人なのか分かってしまう。環境省からの受注金額のうち半分を外注し、残りをこの法人の経費に充てている。漁協聴取の際に薄謝を出していると説明。
 実施している業務を聞くと、これはまったくのトンネル法人で、一体全体なんのために存在していて、なんのために必要な法人なのかといえば、ただ存在していることが目的な法人であるとしかいいようがない。事業運営費は2500万円。役員報酬は600万円。環境省は小さいからダメだというものではなくて、出てきているものがしっかりしているところを評価しているとコメントする。蓮紡によると今後海についても調査するという話を聞いているけれど、きちんとした方法をとって欲しいと。
 廃止10名という結果。各省庁の横断的見地に立ってしっかり見直せとコメントが出ている。(場内から拍手が出る)。
 こんなことがいちいちこうしてやらないと整理できないのが管轄官庁ということのようだ。
 じっと聞いていると笑うしかない。

体験入隊じゃないよ

自民党憲法改正推進本部(本部長・保利耕輔政調会長)は3月4日の会合で、徴兵制導入の検討を示唆するなど保守色を強く打ち出した論点を公表した。これを基に議論を進め、2005年に策定した改憲草案に修正を加えて、憲法改正の手続きを定めた国民投票法が施行される5月までの成案取りまとめを目指す。

 こんな記事が共同通信発で流されていたのは今年の3月4日のことだったそうだ。その成案とりまとめが5月と書いてあるけれど、それは一体どうなったんだろうか。「抑止力」が必要であるが故に海兵隊辺野古に移すという方針をとることにしたという民主党はこの際これに迎合していくとでもいうのだろうか。
 「抑止力」という言葉は随分便利に使われることになってきたものだと思うのだけれど、本当に意味があるんだろうか。
 徴兵制が敷かれると本当に国家のことを心配する若者たちが増えるんだとか、精神修養の場になるんだというようなことを簡単に言う人たちもいるけれど、だめだめ。この国のことだから必ず初年兵をいじめて日頃のストレスを発散する場にする輩の巣窟になっちゃうだろう。お隣の国から徴兵を終えて留学してきた学生と話したことがあるけれど、本当にいやだったとしみじみと語っていた。志願兵によってできている今の「日本軍」だって、「訓練」と称するいじめが跋扈しているのは明白じゃないか。そんな観点から「徴兵」を語るのはルール違反だ。

事業仕分け

 事業仕分けが淡々と進められている。この作業を評して「これだけわぁわぁとやりながら削減できたのはたったこれだけじゃないか」とする向きもあるけれど、この作業はただ単に作業効率が高いからやる、低いからやらないというものではない筈だ。民間の利益追求のための企業が経費削減のために商売を見直す、あるいはてこ入れ策のために新規事業を模索しているわけではないので、これを見直したらどのくらいの額になるのか、が重要じゃない。いや、もちろん無駄にしている税額がどうでも良いわけではない。
 しかし、最も必要なことはやらなくても良いことを無理矢理作りだして、霞ヶ関のための受け入れ作業を生み出すための受け皿を創り上げてきた、頭のずる賢い輩をあぶり出すということにある。
 この作業を自民党公明党はサボってきた。なぜかというと官僚と元官僚が作り出す勢力を引き込むことで成り立っていたからだ。
 もちろん自民党の中にもそんなことを考えた人間がいなかったわけじゃない。自民党の中でこれをやりかかっていた河野太郎が、民主党がこれをやり出した時に「羨ましい」と呟いた。しかし、彼等の政治活動の殆どは官僚ワールドに支えられてきた。だから官僚が作り出したシステムは国民がなんといおうが進めてきた。
 辺野古への移転も事業仕分けチームにやらせるべきだった。

目が覚めた

 まぁ、深夜に覚醒することは良くあるので、別に心配はしないんだけれど、昨夜は午後11時くらいにぐったり眠くなって蒲団に入るとぐだっと寝た。ところが夢を見て目が覚めたのだった。
 その夢というのが、これまた変わっている。私たちはSydneyに住んでいる。そこにすぐ上の姉夫婦がロングステイをするんだといってやってくる。それとすれ違うように、私たちはなぜか急いで日本に帰らなくてはならない。姉夫婦は、あとでゆっくり相談に乗るから、といっているのにどんどん変な車を中古で買ってきたり、家を選んできたりしていて、そのままじゃ騙されちゃうから、急がないで、じっくり末弟なよ、というのになんだかんだと進めている。
 こっちは必死に探すのだけれど、フライトの情報が見つからない。夢から覚めて考えればQANTASをおさえればいいのに、なにか変わったフライトを探しているのだ。Singapore Airかなんか、もう少しサービスのましなフライトを探しているらしい。どんどん時間が経ってくる。イライラしてくる。どうする、どうするというところで目が覚める。「あぁ、夢で良かった」といいながら目が覚める。
 NHKは Atlanta Braves 対 Pittsburgh Piratesの日曜日のデーゲームを中継している。解説は元西武の監督をやっていた伊東勤で、彼の解説は私は好きだ。Akinori Iwamuraは今シーズン、絶不調。松井稼頭央のようにならないことを祈る。途中で中継は終わってしまい、その後試合は2対2となって延長戦。10回の裏にこの日あたりにあたっているRyan Doumitが斎藤隆からサヨナラホームランをかっ飛ばし、Piratesが勝つ。岩村は6打数2安打。なんでもヤクルトが松井稼頭央獲得に動いているらしい。

東京弁

 先日の祭の時に、本者の神輿が隣の町会から渡されるのを遠巻きにしてみていたら、そこにたまたま来られた方が私たちよりひとまわり近く上の方で、その奥方と連れあいが話していた。どうやら、先日知人が鼓の舞台に上がった時に、師匠連の演奏の前で男踊りを踊られた婦人部の方だったそうだ。そうしたら、その方が、連れ合いに向かって「あらぁ、綺麗な東京弁をお使いになるわねぇ」と仰ったのだ。そういえば、東京ったって、方言というものはあるもので、それはテレビでNHKのアナウンサーがニュースを読んでいる時の標準弁とは大きく違っているものである。
 そして東京弁がころころと、またしゃらしゃらと流れていると実は気持ちの良いものなんであるけれど、和が連れ合いがそういう言葉を喋っていたんだったっけかなぁとその時は考え込んでしまったのである。
 私が意識してこれをやると、寄席でまだ年端もいかない噺家が喋っているみたいになってしまうのだ。