ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

1年半

 前回は昨年の春のことで、在サン・フランシスコのジャズピアニスト、長部正太のディナー・ショーが赤坂であった。前回もここ。彼が帰ってくると集まる人たちがいて、今年もどっと人が集まってきた。私が知っている人たちは多分全部で15人ほど。約80名ほどの方が集まってきていた。彼の顔の広さには驚く。このソロピアノナイトは明日もあるんだそうで、連日集まる人たちもいる。
 その上、歌い手として上がったのが、8月頃だったか、銀座のTACTでパーカッショニスト+ギター+ベースでボサノバを歌った若い女性だった。彼女は勿論プロの歌い手で、ちょっと唄わせるには可哀想なPAだったけれど、懲りることなく、ポルトガル語でボサノバを数曲歌った。
 長部正太は勿論ジャズのピアニストだけれど、ここでは様々な曲をリクエストに応えて弾きまくる。映画音楽から、スタンダードから、とうとう「日本の曲も」といって「黄昏のビギン」まで弾いた。
 彼は彼の地でいわゆるカントリー・スウィングのグループでも活動していて、カリフォルニアのその手のジャンルの殿堂入りをしたんだそうで、サクラメントでセレモニーがあったといっていた。
 次回、私は彼の仲間とのパーティーがあって、多分唄わせて貰う。

「V」

 日本人に難しい発音はいろいろある。例えば「th」なんてその極致だろう。誰がいけないっていって中学の英語教師がいけないんだろう。過剰に反応してしまう子どもたちが可哀想だ。そして挙げ句の果てに、こんなのどうでも良いんだ、という居直りを作り出してしまうのだ。こんなのは「とぅっ!」という感じに発音してしまえば良いのに、わざわざ舌を噛んで発音しろだなんていうから、イヤになっちまうのさ。
 同じような理由が「V」にもある。ついつい面倒くさいもんだから「B」と同じように「べたべた」に発音してしまう。本当は「ヴェタヴェタ」なのだ。しかし、上の歯で下の唇を噛め、というものだからそればっかり意識してしまって、いやになる。ところが居直ってそのまま発音しても前後の関係から、必ずそれを聴いている人は理解してくれる。ピンク色の「最高」といっていても、そんなのセンスとしておかしいからちゃんとピンク色の「チョッキ」だとわかってくれるんだね。
 じゃ、だからといってなにも感じないかというと、あぁ、そういう人なんだなと思われるわけだ。だから、そういう人だと思われても良いというなら、気にしなければいい訳だ。
 ところがしなやかに足を組んで、その雰囲気を見せて、うっとりと唄っている女性歌手が「おへそ」の「良いこと」って唄ったらやっぱり興ざめじゃないの?それはやっぱり「とっても良いわぁ」と唄って欲しいよねぇ。
 「お月様の川」を「お月様の肝臓」と唄って欲しくないじゃないか。
 しかし、これをいったらとっても角が立つッてんだねぇ。

2016年11月01日のツイート