ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

レタス

 わが家での牡蠣フライは今シーズン初めてでございました。しかし、粒が小そうございました。段々まともな牡蠣も高くなってきて、わが家のような家では大粒の牡蠣なんてのは贅沢品となりますので、この程度で我慢しなくちゃなりません。それでも、ちゃんと牡蠣の匂いで部屋が満たされます。
 しかしながら付け合わせを折角買ったレタスにしました。実は生協に頼んだレタスだったのですが、巷の八百屋では驚くような値段なので、同じ値段ではこんなものしか来ないんだね、というようなレタスです。こればっかりはしょうがない。それでも、シーズン最初の牡蠣フライでございます。

このぐらいなら

 テレビでトロント大の行動心理学だか行動経済学かなんかの女性の先生が面白い論文を書いたと紹介していた。2014年に放送された番組「世の中はうそと不正でできている?」の再放送だ。「バレないと思えば大半の人は不正を働く!」というわけで、ボストンのM.I.T.の学生を使った実験をする。
 学生にほんの10分の作業で10ドルの報酬という謳い文句で学生を集める。それを二つのグループに分け、同じ作業をやらせる。それは9つの小数点二位までの数字のうち、足して10.00になる組み合わせを見つけなさい、という簡単なもの。
 一つのグループは終わったらそれを前の採点者に持っていき、採点して貰う。その結果だけを聞いて次の離れたテーブルに行っていくつ正解したかを申告し、一問につき50セントを受け取る。このグループの正解数は平均して3.4。
 もう一つのグループは自己採点をし、その解答用紙を前に持っていってシュレッダーにかける。その上で、テーブルに行っていくつ正解したかを自己申告して一問について50セントを貰う。本当にいくつ正解したか、本人以外にはわからない、という「自己申告」の状況になると、その正解数は6.2と跳ね上がった。つまり、自分以外にわからないことが確実になると、その上、一問あたりが50セントという子どもの飴代にも足りなさそうな単価となると、いくら優秀といわれる学生達でも「ま、いんじゃね?」と割り切っちゃうんじゃないのだろうか。
 その上、この「ま、いんじゃね?」の自己申告によってもらえるものを、あとで現金に交換できるチップにしてみたら、あっと驚く正解数が平均9.4となったというのだ。カジノで現金で賭けさせることをしないでチップを使う理由の一つはこれだというのに、あぁ、そうだ!と膝を打つ。金を賭けている気がしなくなってくる。パチンコもまさにこれだ!
 会社のバーチカル・ファイルを三枚もらってきてうちで使っていたら、遊びに来た新人女性社員がそれを見つけて「あ、会社の備品じゃないですか!」と大声で指摘して赤恥をかいたことがあったことを思いだした。あれだって多分一枚10円は確実にしていただろう。30円の横領だ。耳の痛い番組だった。

睡眠

 昨日は完全に睡眠に失敗してしまってねぇ。夜21時半頃にもうどうにも眠くて我慢できなくて、まずいなぁと思いながら寝てしまった。案の定、午前1時半頃には目が覚めてしまい、そこからしょうがないからという感じでパソコンの前に座ったら、それっきり。
 午前5時半頃にお腹が減ったからハムエッグを焼いて朝飯完了してしまった。それからすぐに眠れると思っていたのだけれど、オペラの切符の有無を探していたり、うちから築地まで都バスだけで行かれないかを検索していたりしたら、あっという間に9時になってしまった。朝の10時頃バタリと寝たら、気がついたら午後1時半だった。認知症への路をひた走る。
 都バスの乗り換え案内等で一番便利なのは結局「バス乗換案内NAVITIME」だった。都バスのサイトじゃねぇんだなぁ。Google mapもこの辺はダメだ。

 加藤陽子著「戦争まで」を入手していながらろくすっぽ読んでいないものだから「戦争調査会のことを認知していなかったのは迂闊だった。幣原喜重郎が始めたものだけれど、たったの10ヶ月ほどで解散されてしまったけれど、40回の会議を持ったという。全15巻の報告書が編まれているというが、そのうちと思われる三巻が復刻されているらしい。しかし、この時代にそれを読む人が果たしているんだろうか。
天皇家のお葬式 (講談社現代新書)

天皇家のお葬式 (講談社現代新書)

 これまた講談社現代新書だけれど、つい先日、他の本を読んでいて、そうだなぁ、なんでかつてのお公家さんが良く出家していたのに、天皇家は仏教色がなくて、いわゆる神道なんだろうと気になっていたところに、本屋の店頭でこの本を見つけて、こりゃ面白そうだと手にしてしまった。明治天皇皇后が祀られている明治神宮に毎年初詣だといって多くの人が詰めかけるのは一体何に基づいているんだろうと、不思議でしょうがない、ということを思ったこともあったしなぁ。
チューリヒ発 スイス鉄道旅行

チューリヒ発 スイス鉄道旅行

 この本のタイトルをよく見ると「チューリッヒ」ではなくて「チューリヒ」となっていて、Amazonの検索に引っかからないというトリック。もっと鉄道に特化した話かと思ったら、結局観光案内所的総花の趣。この歳にしてスイスにはまり込むと、かなり危険だという匂いがする。
ハレ旅 ニューヨーク (改訂版)

ハレ旅 ニューヨーク (改訂版)

 「歩き方」を昔からいまいち信用していない私が、行った気になるかも知れない、という雰囲気を感じて入手。そういえばガイドブックをばらして読み込ませて、ほとんど読まないという習慣から脱却したい。しかしながら、ホテル・セレクションの中にHotel Stanfordが含まれている時点で、信頼感はガラガラと大きく崩れる。あのホテルには金輪際、二度と泊まりたくない。

2017年11月18日のツイート