ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

高次脳機能障害

 なんでも介護疲れで不倫したと、週刊文春に書かれて、「引退する」と発表した、小室哲哉ってのを読んで、ま、芸能人の不倫だなんだってのはもう知りたくもないと放りっぱなしにしていたんだ。で、彼が介護をしていたというのは一体誰のことで、彼みたいに芸能界で大稼ぎした人なんかは、家族の介護に際していくらでもお金を使い、知り合いを辿ればどうにでもなるだろうに、と不思議だった。
 すると、奥さんが高次脳機能障害を患っていて、それでその介護に苦労をしたんだと知った。それにしても幼児を激しく揺さぶったり、あるいは交通事故を起こした人たちのその時のショックなんかで脳が激しく揺さぶられて発症する、というのは知っていたけれど、彼女はどうしてそんな状況に陥ってしまったのかと不可思議だった。
 それがくも膜下出血によるものだったと知ったのはちょっとショックだった。ダメージを受けた部分によってはまさにこの症状を呈するということだろうか。この辺のことについてあまり触れられていなかったのかもしれない。これを機会に行政が介護というシステムについてもう一度構築し直すという動きになればいいのだけれど、安倍晋三が首相をやっている間はたぶん期待できそうにない。これからどんどん下降していく日本という国の国力の中で、社会保障のシステムについてまともに取り合わない行政はまさにこの国の将来をぶち壊していく。

西部邁

 過去についてはよく知らなかったけれど、テレビに出てきてはあのしわがれ声でいうことがあんまりだったのでちゃんと聞いたことがない、というよりもあの名前を「にしべすすむ」と読むのだということすら知らなかった。「さいべ」とでもいうのかと思っていた。78歳で飛び込み自殺かと言われているそうだ。前日の明け方から家族が捜していたんだそうで、それにしても多摩川から飛び込むという発想を持っていたことが驚きだった。
 紆余曲折があるスタンスの持ち主だったところは人間的で、それが人間というか、人の生涯なんだということはそのまま認めてもいいんだが、彼を焚きつけた田原総一朗が悪いのか、彼がそういう役柄に踊ってしまう人間性だったのかもしれないが、そういう点ではいたって人間の弱さを露呈していたんじゃなかったかという気がしないではない。
 癌だと思っていたらしいし、連れ合いを先になくしてしまっていたそうだけれど、なんだか、彼のこれまでを見ていると、人のことをとやかくいえそうな気がしない。どこか、似ているような気がして仕方がない。
 これから先の10年間が思いやられる彼の死だ。

追記
 朝日によると河原に遺書があり、見つけたのは長男だと。なんだか納得がいかない展開だ。

物価

 ここのところ野菜の値段が嘘みたいになっちゃって、呆気にとられていたんだけれど、これ昔だったらもっともっと大きな騒ぎになっていたような気がするなぁ。二回目の安倍晋三の誤魔化しに目の前のことがことごとく信じられなくなってしまい、アレヨアレヨといううちに大バカ野郎の世界知らずの連中に良いようにされてしまったからか、何も反応しなくなったんだな、日本人は。
 今や世界各地の都会に行ってみると、日本の暮らしに基本的に最低限な生活をしようとすると世界のどの街よりも程度が良くて安いような気がする。一度西欧の都会に行ってみると、その差は確実にわかる。めったやたらに高い。日本と同じ経費で暮らそうとするとそれはとんでもなく惨めな環境に身を置かなくてはならなくなるような気がする。だもの、若者が行きたくならないだろう。それでなくても金がない、稼がせてくれない世の中でそんな惨めな生活に耐えなくてはならないのがわかっていたら誰も行かないよ。
 その中で野菜が通常の3−4倍ものする価格になったらもう手が出せない。先日居酒屋でサラダを頼むと(頼んだ私が悪いが)各自にチョチョっと盛ったらもうなくなった。
 安倍晋三は専用機で世界旅行をしながら、東京の一等地の店で豪華ディナーを食っているんだから、世の中を知っているわけがない。こんな奴にこんなでかいツラをさせる日本国民の気が知れない。

2018年01月20日のツイート