ほぼ足りてまだ欲 その先

「ほぼ足りてまだ欲」がはてなダイヤリーの廃止にともないこちらに移りました。

口聞かない

 今の若い人たちは知らない人たちと口をきくなと教育されてんですかね?小学校時代の教育が功を奏して、大人になっても知らない人と口をきいたら危ないとでも思ってんですかね。
 というのはバスに乗っていたときに、奥に座っている兄ちゃんや隣に座っていた姉ちゃんは自分が降りる停留場にやってきたら、口も開かずに、なにも声をかけずに、強引に出ていこうとするんです。これって、なんかそういうルールかなんかが、私の知らないうちにできたとか、ってそういう奴なのか?と思わず自分が悪いのかと思いましたよ。
 「あ、すみません!」とか「失礼!」とか「あのぉ」とか、何かいえよ!あ、いやいや、多分彼らはしゃべれない人なんだと思いたいね。それとも日本語を知らないのか、日本の文化を継承していない?
 それに引き替え、席を譲って差し上げたお婆さんは降りるときにわざわざ私に向かって「ありがとうございました!」とご挨拶なさったんですよ。「とんでもありません!」

睡眠

 ここのところ2-3時間の睡眠を一日に何度かとるという状況でした。ま、歳取っちゃったんだからしょうがないんだよな、昔から婆さんは縁側で猫を膝の上に置いて寝ているってのが普通だったじゃないか、と思った。しかし、そういわれてみると、そういう時はこっくりこっくりしている爺さんというのは思い浮かばないんだよなぁ。つまりその歳になるまでは爺さんはみんな死んじゃった、ということかもなぁ。
 で、昨日、おとといと二日連続で9千歩歩いてきたら、昨夜は午後6時から8時まで2時間寝て、次は午前0時に寝てしまい、3時にふと目が覚めただけで、午前6時まで寝ていた。
 つまり、しっかり身体を動かせばちゃんと寝られるって云うことらしい。

居丈高

 「新日鐵住金」が日新製鋼を完全子会社とするのを軌を一にして社名を変更するんだという。「新日鐵住金日新」にでもするのかと思ったらそうじゃないと。で、どんな社名にするのかと思ったら、よりによって「日本製鉄」っていう。要するに住友金属臭を払拭、元々の官営製鉄だったってことを誇りに思っていること見え見えで、イヤな匂いがする。
 この業界に全く関係ない人たちにとってはどうでも良いことなんだけれど、戦前、この会社は「日本製鐵」と称していて、1934-5年頃に八幡官営製鉄所にいくつかの民間企業が合同してできた。戦後分割されて八幡製鉄と富士製鉄に分かれた。これが1970年に元の鞘に収まって新をつけて「新日本製鐵」と称したんだけれど、この社名の「鉄」が「鐵」なのが味噌。昔の「日本製鐵」の尻尾がくっついていた。
 ところが今度は「日本製鉄」で戦前のものとは違うんだ!と強調すればするだけ、きな臭い。そもそもここまで来て、あたかも日本を代表する企業なんだぞ!と威張っているその姿勢そのものが傲慢企業の面目躍如でございます。
 この会社の姿勢は従業員にものの見事に反映されていて、地方の支社長とか、海外の現法社長なんかが実に偉そうにしていて、面白い。今度の社名変更にその姿が良く現れている。新日鐵はかつての日本製鐵とは全く異なる企業であって、戦前の日本製鐵の過去について責任は持っていないというスタンスに立っているところも、この会社らしい。それでいて、過去があるからと中国の製鉄業になんであんなに入れ込んだのか。自分で自分の首を絞めブーメラン、ブーメランと西城秀樹の唄のようだったことは忘れちゃいない。
 そういえば三菱東京UFJ銀行も、ここに来て東京銀行の尻尾を切り捨てた。

2018年05月17日のツイート