「断る力」

断る力 (文春新書)

断る力 (文春新書)

講演会に行ってからアッという間に約1ヶ月が経っていました「断る力」講演会 - Nの世界。その間に、会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)が出ていました。勝間さんの中ではそれほど無理はしていないのかもしれませんが、相変わらず今までの人より早いペースで出版されていますね。

■9割は断るからこそ、引き受けた仕事は全力投球・命がけ(p.18)

では、もし過去に断らなかったらどうなったのか。おそらく、断らなかったら、逆にそれ以上小さな案件しかこなかったでしょう。なぜなら、これくらいに絞り込むと、「誰でもいい」という講演や取材ではなく、ただでも行いたい、ただでも出たいような内容のものにこちらから絞り込めるからです。(p.19)

こういった話を延々書くと、また勝間の自慢話が始まった、と呆れてしまう人たちがたくさんいることも重々承知の上で、書いています。そういう批判を覚悟で、とにかく伝えたいのは、断る力の威力です。なぜなら、断っているからには、断っていない仕事については全力を尽くし、実績を上げないと、断った方たちにも失礼だし、引き受けた方にも失礼だからです。さらに、断っているのに他で結果を出さないと、「実績もないのに天狗になって断り続けている」という風評が固まってしまうためです。(p.21,22)

■「客観的評価」を失うことこそ、最も避けるべき状況(p.197)

私は以前システム開発の仕事で、出来るだけお客さんの要望に応えてあげながらも仕様を超えて無理なものは「No」と言いなさい。そして、もし余裕が出来た場合に後から実行すればお互いが喜ぶことになるでしょうと上司によく言われました。実際には、仕様を満たすので一杯でしたが・・・

自己啓発本を読んで、ピンと来た手法を愚直に実行する
ことです。この場合も大事なことは
自己啓発本を読むだけのマニア」にならない
ことです。自己啓発本古今東西、ほぼ同じことが書かれていると言われています。(p.255)

「勝間さんの本」≒「過去体験のテクニック」
というイメージがあります。しかし、「史上最強の人生戦略」セミナー - Nの世界で、勝間さんは話していましたが「勝間」本はあくまで疑似体験することで一から学ぶよりレベルアップしやすくするための位置づけであると。


いくら自己啓発の本を読んでも自分を助けてはくれない。最後は「行動」あるのみ。


そんな仕事を絞り込んでいる勝間さんが、麻生首相有識者を集めた経済危機対策に参加されたようです。
経済危機克服のための「有識者会合」 雇用・人材開発ビデオ- 勝間和代公式ブログ: 私的なことがらを記録しよう!!

20〜30代の若者たちによる新規事業の例
 ・東京ガールズコレクション
 ・小悪魔ageha
 ・オトバンク
 ・Rudy
(「雇用・人材開発に向けた緊急提言 〜若者への投資を強化せよ」資料 p.3より抜粋)

持ち時間3分のプレゼンなので、当然内容を絞らなくてはならないと思います。あくまで若者の新規事業ではこんなものがありますという例を伝えるのが目的だと思います。ただし、プログラム言語のRudyをJavaとの比較で説明されていましたが他のメンバーにプログラムのイメージがあるのかなと・・・目的が伝われば問題ないですがイメージがし難いモノはそれだけで少しハンデになりそうなので全く知らない人に説明するのは難しいものだなと見ていて改めて思いました。


会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)

会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)