止揚と矛盾

http://d.hatena.ne.jp/buyobuyo/20080627#c1214818898

科学史・科学哲学のことはあまり首を突っ込みたくないですが
> 「相対的に考えれば、地球は止まっていて、宇宙が動いていると考えてもいい」
というのは、物理学的には正しくて、力学を数学的に洗練した形である解析力学では一般化座標と一般化運動量の作る相空間上で話が進みます。
座標系が時間変化しようが構いません。

この辺が哲学としてどう解釈されているのかが興味はあるのですが見聞が狭いからか見たことがないです。
解析力学量子力学電磁気学相対性理論の理解においても重要なんですけれども。


いや、正直あんまり首を突っ込みたくない理由というのもこの辺にあって
ニュートンガリレイ不変概念を持っていただろうから
絶対座標概念をアインシュタインが覆して特殊相対論ができた、
という止揚史観やパラドックス史観には無理があるように思われるのにそのように読めてしまう文をたまに見る気がするからなのです。