【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

爆弾低気圧の置き土産っ!

※猛吹雪を伴った「爆弾低気圧」は3日もの間、居座り続けてたが、2日の朝には日射しが戻った。もっとも風は強烈で、モーレツな横殴りの地吹雪が、建物や道路に容赦なく吹きつける。気温はモチロン氷点下。日射しがあるだけに却って凄絶な感じがする。

(右手が北。学校のグラウンドから烈風が地吹雪となって雪を運び、道路に吹き溜る)
※道東は以前から“爆弾低気圧の通り道”と言われてた。が、それでも今年のように週末サイクルで長期間居座るのは珍しい。日本気象協会北海道支社によると、今年の冬の発達した低気圧は「偏西風の蛇行が要因と考えられる」。
※しかも、北海道の東海上に張り出した高気圧が行く手を阻む「ブロッキング現象」が「爆弾低気圧」の動きを止め、長時間、暴風雪をもたらしたという。
※知床の羅臼じゃ観測以来初めての179センチと言う積雪を記録し、この4日間孤立状態だ。阿寒でも暴風雪は大量の置き土産を残していった。吹き溜まりである。風の通り道の道路は何度除雪しても吹き溜る。

除雪車も地吹雪に。スキーヤーなら大喜びの粉雪。が、仕事する身にはタマラナイ!)
※北国に住む者の宿命「雪氷との戦い」。だが、古老は言う。「積もったらどけるだけだ。愚痴るわけにゃいかねぇべさ。昔ゃ今よりず〜と寒いし雪も多かった。重機もなかったしっ…」古老は「雪と戦う」と言う言葉を口にしなかった。モチロン、雪に「罪を償わせる」なんて言葉も言うわけがない。

1月29日付の拙ブログ「熊は冬眠しないっ!」を書いたが、今度は2月2日、厚岸(あっけし)町上尾幌の国有林で再び林業従事者がヒグマに襲われた。先日の標茶町山林とは直線で15キロメートルしか離れていない。
★どうやら別の個体らしいが、地面からいきなり飛び出してきて頭を殴ったらしい。ヘルメットは損傷、腕を齧られた作業員は重傷を負った。現場には直径1.2mの巣穴があり、子熊はいなかった。今度は雄と推測されてる。やはりヒグマは冬眠しないっ!ヤバイなぁ…。