【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

神々のつぶやき

※「霧の摩周湖」には様々な神々が集まって来ると言われる。東京の友人を案内した18日も、摩周湖には様々な神々が集まってたようだ。風と霧に漂う幽かな神々のつぶやきが聞こえてきた。
※カムイ・ヌプリ(神の山) アベ政権と与党は、国民の60%以上が今国会での成立に反対してるにも拘わらず安保関連法案を強行採決して成立させちゃった。が、ワシにはこの法案が何を目指すのか最初から分かってた。簡単に言えば、2つの「岸ジイチャン超え」じゃよ。

(霧の摩周湖だが、チョッと雨模様。風が強かった。向こうの山がカムイ・ヌプリ)
※一つは祖父「岸信介」の首相就任期間を超えること。これは総裁選無投票当選で確保した。もうひとつは「岸信介」を超えた首相として歴史に名を残すこと。それが今度の安保法制の成立だ。だからアベは自らの野心のために、国民よりアメリカを選んだ。アメリカにいい顔するためだ。

カルデラ湖にぽっかり浮かぶカムイシュ島。パワースポットとして評判が高い)
※カムイシュ(神になった老婆) 集団的自衛権の解釈変更閣議決定違憲安保法案 国会議論の前にアメリカ議会での成立約束、そして我々神をも恐れぬ暴力的強行採決などは、皆、歴史に自分の名を残すためだったんかいな。高笑いしてる意味がわかるわい。
※北大の中島岳志教授が今回の安保法制法案は「4つの崩壊」をもたらしたと言っとる。【憲法の崩壊】【国会の崩壊】【連立政権の崩壊】【保守の崩壊】の4つだが、ワシはそこに【言葉・日本文化の破壊】を加えて、【5つの破壊】としたいと思う。

(活火山の硫黄山アイヌ語アトサヌプリ。近くに道東の温泉の横綱川湯温泉がある)
※アベソーリは、あろうことか日本語と日本文化を破壊してしまった。例えば虫唾が走る「丁寧な説明」である。この呪文のように唱える「丁寧」と「説明」をこれまで何度聞いたことか!ヤッコサンは「丁寧」を「自己主張」に、「説明」を「欺瞞」に、日本語を変えてしまった。
※「欺瞞」をあげればきりがない。「武器輸出三原則」は「防衛装備技術移転」に、「違憲」は「限定された集団的自衛権は合憲」に、そして「一般的に」「総合的に」が「丁寧な説明」に堂々巡りした挙句の果てに、無効とも思える採決を実施した。

(サルルンカムイ(タンチョウ)の飛翔。ストック写真の中から。夏場はなかなか撮影できない)
※サルルンカムイ(湿原の神) もっとも“○暴政権”によって、様々な日本の政治の欠陥が見えて来たことも事実だね。今後は、SEALD'sを中心に若者が政治のコンシェルジュ(管理人・監視人)となり、女性や若いママたちは自民党のオンナ政治家たちが本音で安保法案に賛成してるのか厳しくチェックするはずだ。

(ひと足早く紅葉した蔦。もうすぐ葉を落とすが来春したたかに芽を出す)
※これからですよ。これからが始まり。法案賛成者のリストを手に入れて、来年の参議院選で落とす手だってあるし、粘り強い活動が必要です。絶対許してならないのは、一件落着とばかり、経済や外交に目移りさせる、アベが最も得意とする運営。
※これには警戒しなけりゃいけない!頑張ってほしいッ!「日本を取り戻す」は、アメリカに日本を売り渡すことだったんだから・・それも自分のジイチャン越えを果たしたい個人的な野望から…。ここを絶対忘れちゃいけない。これは日本の神々から、アイヌのカムイ達からのお願いです。
★…摩周湖(キンタン・カムイ・トー=神の湖)から、風と霧が運んでくる神々(カムイたち)のつぶやきを文章にしたら、このレポートになった。