【スローライフ阿寒】

自然の中に置かれると人は何を、どう、考えるのか、ゆっくり対話しながら生きたい

福坊主、知床に夏日もたらすっ?


(29日。雪。すぐに解けるが福寿草の種は雪を被った。葱坊主ならぬ福坊主」)
※何しろ天気に振り回された道東探検ツアーだった!29日〜30日にかけて道東は大荒れ!5cmほどの積雪もあった。飛行機は来るかっ?が、杞憂だった。飛行機はちゃんと飛んだ。福坊主効果かもしれぬ。

野付半島から国後島南西部を臨む。竿で引き寄せることができそうだ)
※「あんなに近いんですかっ?」友人の奥さんの口を衝いて出たのは、野付半島から国後島を臨んだ時のことだ。その距離、約26km。1日目に展望した釧路湿原南北間の距離とそう違わないッ!

(細岡展望台より釧路湿原。東京23区がすっぽり入る)

(JR釧網線名物「湿原ノロッコ号」)
※まるで手の届きそうな距離に目に見えない国境線がある。コバルトブルーの眩しいほどの海の上には真っ白な知床連山が悠然と横たわってた。知床。アイヌ語でシレトク(大地の行き詰まり)…。

野付半島より臨む知床連山。まだ完璧な冬山)
※最果ての半島には、古くから縄文人やオホーツク人、擦文人など様々な民族の交流があり、トビニタイ文化などが花開いた。が、昭和20年8月、旧ソ連軍が侵攻。それ以来、70年間実効支配が続いてる。
※いま尚続く領土交渉に何かを感じて貰えたろうか?そこから積雪と路面凍結で通行止めの知床横断道路を避け、知床五湖へ。ここはまだ冬だった。が、空は日本晴れッ!高架木道の木が嬉しそうに軋む。

知床五湖に架けられた高架木道と雪の羅臼岳。湿原の汚染と羆の防護柵となる)

(知床一湖に映る「逆さ羅臼岳」)
※最終日、観光船で海から知床半島を見ることになった。移住10年で初めての体験だ。片道45分。知床半島中ほどのカムイワッカの滝で引き返す。と、「前方の細い滝の所に羆がいます」との船内放送っ!

(細い滝のすぐ横に黒い点が見えるのがお分かりいただけるだろうか。野生の羆である)
※これも初体験だった。流石に世界自然遺産だ!が、最近は野生動物への餌やり、エゾシカによる森林被害など、深刻な問題を抱えてるとも聞く。人間と自然の共生…永遠のテーマかもしれぬ。

★道東探検ツアー前半戦は雪だったり、夏日だったり…。が、11日からの後半戦は友人の体調不良によりキャンセルに。この歳になると「今日は明日に続くわけじゃない」。一刻も早い回復を願うばかりだ。



★3年前に冬季オリンピックのあったソチで、アベシンゾーとプーチンが非公式会談した。つい、数日前に国境線を目の当りにしたばかりなので、超リアルなニュースだっ!「新しいアプローチで交渉を進める」ことで一致したそうだが、さて、「新しいアプローチ」とはどんなものなのか?
★功を焦って騙された北朝鮮との拉致問題解決と同じことにならないか不安が残る。兎角「自分の任期中に!」と野望実現の私利私欲に走る前科を沢山持つだけに、すっきりと信じるわけにはいかない。
★「経済協力だけを先行させるんじゃないか?」元島民にはこんな警戒感が湧いてきてるという。
同体質の二人、シタタカさではプーチンが5枚も6枚も上手だ。アベが売国奴になることなきよう、しっかり監視せにゃならぬっ!