くもりクエスト


ステッパーズ・ストップhttp://www.geocities.jp/steppersstop/)の最新作。くもりという女の子がマスターを務めるテーブルトークRPG、もしくは、くもりという女の子と主にテーブルトークRPGで遊ぶシミュレーションゲーム


RPGとしての部分はかなりシンプルで、ある程度プレイすればクリア自体は簡単。けれど、このゲームの面白さはRPGそのものの部分より、くもりの気まぐれなマスターっぷりや、唐突な発言。新しいカードを配り忘れてそのまま進めて、確認したときに気付いてカードを補充して「かんぺき」と言ったり、レベルアップ処理忘れて進行したり、体力以上のダメージを受けたのにダメージ処理忘れてそのまま進めたりといったいいかげんさが楽しい。たまにおまけもしてくれるし。そもそもくもりがだるいと最初から遊んでくれないのも最高。それからボスのときの説明も、中学生のころにテーブルトークRPGを遊んだことがあるならたまらない。もうなんというか…すごいよ。すごい、うん。そのすごさに大爆笑した。まだまだ他に見ていないものがかなりありそうなので、しばらくは飽きなさそう。謎のレアカード、好と嫌についても何かあるのかも気になるし。


くもりクエストに限らずステッパーズ・ストップのゲームの面白さを個人的な感覚で大ざっぱに一言で言えば、既存のゲームへの批評的な視点を言葉でなくゲームシステムで表現している部分が大きいと感じているんだけど、しかし、これについて考え出すとなかなかまとまらなさそうなので、これはまたいつか気が向いたときにでも。さて、今日も寝る前にもうひと遊びしよっと。