タイトルとはあんまり関係ない。
脳内妹はテレパシストなんだよな。
妹「そーだよー。双子だしねー。魂レベルでシャム双生児だったもんね」
えーっと、僕は胸の痛みを抱えているんだけど。
その痛みがお前を傷めたりはしてないか？
妹「ぅ…ごめん、お兄ちゃんが辛いって言う事は分かるわ？でも、分かるだけで私は痛くないの…。全部分かってあげられないの」
いや、それならそれでいいんだ。
お前まで僕のせいで傷ついてしまったら、僕はもっと痛んでしまうからね。
妹「うん。そういう生物だから仕方ないよね」
だから、お前は笑っていろ。お前の笑顔が、僕の一番の薬なんだから。
妹「そうやって、女は職場や家庭の花だから、ただただ置物みたいにニコニコと笑っていろって言うんでしょ！」
そこでキレちゃうんだ！
妹「全く、お兄ちゃんも勝手なのよ。自分が辛いからって。お兄ちゃんが辛そうにしてるのに、あたしだけヘラヘラできるわけないでしょ？目の前で陰気な顔をしてる人がいるのにっ。わたしだってわかんないわよぅ！」
僕の方が、どうしていいか全く分からないぞ。
妹「なでなでしてっ。」
は？
妹「なでなでしなさいっ」
なーで、なーで
妹「にへへー。おにいちゃんだーいすき♥お兄ちゃんの体、哺乳類っぽいー。生きてて可愛いー」
そんなほめかたがあるか
妹「えへへへ。やっぱね、ケンカになりそうになったら抱き合ってキスしようって約束したでしょ？そしたら、なんとかなるって」
あー、そんな約束もあったよな。
妹「ね？痛いのは治った？」
ちょっと、散った、かな？
妹「それにあたし、医学部志望だしさ。まだ高校だけど、やっぱり目の前で困ってる人はほっとけないのよね。」
やさしいね。
妹「そりゃあ、笑顔だって使ってみせるわよ。うふふふ。
美少女のノブレスオブリージュですものねっ」
スゴイ自信だな。
妹「あら？あたし、自分から美少女だって思ったことはないわよ。
お兄ちゃんがあんまりしつこくあたしを可愛いって言うから、そうかなーって思ってるだけよ。」
そうか？学校とかで可愛いって言われてただろ。
妹「んー？言われたけど。お兄ちゃんみたいに毎日言う人は居ないわよ。お兄ちゃんが私を綺麗にしてくれてるのよ・・・」
そーいう手練手管も、看護の一環かい？
妹「えっへっへ〜。そうねっ。小学校の時から練習してるし、姫草ユリ子ちゃんくらいのスキルはあるわよん？」
それ、偽看護婦じゃん。
妹「大学卒業したら、BJ先生みたいになるわ！八頭身の美女よ！」
無免許じゃん。
妹「えっへっへー♥だから、お兄ちゃんはあたしの患者第一号として、一生面倒を見てあげるわね！」
BJ先生の患者第一号のゲラって確か・・・。
妹「とっても笑顔が素敵な人だったわね！」
うーん。
それでいいんだろうか？
