東方PROJECT FAN BOOK VOL.41 秘封大学生・11 四ツ星レストランおかん・63さつ目

読了。少しだけちゃんと書いときたいと思ったのでこっちに。
いつもよりきもーち厚い気がします。そして、少し、三寸、切り込んでいる。
おばあちゃんが何者なのかはちょっとよく分からない。幻想郷の誰かを仮定した配役ではない気がする。装束の意匠は何らかのソレなんだけど。
つまりばーちゃんは彼岸の人だ。たぶん二重の意味で。
事件が起きて(事件って言っていいと思う)(そもそも導入が若干いまいさんの漫画としては度肝を抜くタイプのソレだった)、きっと変化が訪れる。予感に満ちた一冊。
ただのファンジンの枠をこえて、「いまいさんちの彼女たち」としての、自分の物語を始めるのかもしれない。「そもそも秘封って物語無いじゃん」と言われるかもしれないけど、無いところに生むというなら、それはつまりそういう事なんじゃないかなあ。

おっさん

この古本屋には見覚えがあるんだけど所在はきっと違うし友情出演という奴なのだろう。
適役でした。
彼の漫画もまた読みたい。(いつだっていまいさんのちぇんも秘封もオリジナルも待ち望んでいるのさ)

ばーちゃん

どうしても西の魔女が死んだを思い出しちゃうんだけど、モチーフにしたような形跡はないし、同じテーマを語る上で同じ存在感になっちゃったってだけの話だと思う。
なのでここでは西の魔女が死んだを既読でこっちをまだ知らないという人に対して「アイ・ノウ感がすごいんだって!読んで!」と誘うに留める。I know.

わかさぎのおひめさま

吹いた。そーゆー使い方するか!

追記

妙な書き方した、語弊があったかもしんない。
予感に満ちたと書いたけど、「予感を楽しめる」と言った方がいいかもしれない。
ジュブナイルにおける「旅立ち前夜を主題にする」的なお題の置き方あるじゃないですか、あんな感じ。エウレカのアオと言ってもいい。
いきなり12で完結しても、12が出なくても、もしくは12で10以前と同じ空気に戻っても、それはそれで。「予感を楽しむ」に関してはたぶん11でちゃんと締まってます。