HP EX490 (Windows home server) の復旧


画像は、買った当時のEX490

HP Media Smart Server EX490というWindows home serverマシンをNTT-X Storeで一年半前(2011/6/14)に購入し、家庭内ファイルサーバーとして24H運用していたのだが、先日、唐突に壊れてしまった。通信が途絶えるので、電源を入れ直すと、しばらくは普通に使えるのだが、また数分経つと再び通信が切れてしまうのだ。
ネットで検索を掛けたところ、同様の事例が見つかったのだが、あまり良い解決方法は見つからなかったようだ。

HP EX490 起動後、数分でどのPCからも接続できなくなる。
WHSのエラー時にすべてのHDDにCHKDSKを実施する方法
「chkdsk」と修復オプション
薩摩藩中仙道蕨宿別邸
Windows Home ServerのDドライブ (あゆちんといっしょ)

結局のところ、データドライブが壊れれば、データドライブを差し替え、システムドライブが壊れれば、システムドライブを差し替えるということらしい。その際、データフォルダの二重化を行っていなければ、それなりにデータが壊れる可能性がある。また、システムドライブ上のDドライブの容量を0にすることもできないそうだ。

EaseUS Disk Copy (Home Edition 2.3) というツールを使用して、壊れたシステムドライブを同容量1TBのHDDにコピーした。エラーを無視するオプションを選択していたにもかかわらず、8割方コピーが終わったところで、リードエラー8件を表示して、途中終了していた。それから、コピーした新しいHDDに対して、チェックディスクの「ファイルシステムエラーを自動的に修復する」オプションのみを選択して実施した。その新しいHDDをEX490のシステムドライブに装着し(他のHDDも装着したまま)、再度電源を入れたところ、なんか普通に動作するようになった。
たぶん、二重化してないファイルのどこかが壊れたかもしれないのだが、今のところどれが壊れたかも分らないので、あまり実害もなかったりする。
復旧を図る前は、唐突にアクセスできなくなったことや、HDDの一部破損でサービス全体が止まることなどで、WHSに不信感がもやもや高まっていたのだが、こうして復旧が完了して、普通に使えるようになると、むしろ、HDDが特殊なフォーマットになっておらず、壊れてないドライブからはデータをそのまま読めたりすることなどから、Raid組んだlinuxベースのサーバーよりも気楽なのではないかと、WHSを再び見直してきている。