ファイナンシャル・タイムズ様も国債買入量的緩和をご託宣

 
ここまで言われて財政規律・量的倹約派はなんと応えるのかね?
 
追記)
というか、ファイナンシャル・タイムズは日経も転載していた。
日経紙上で国債引き受け量的緩和論を読む不思議www

Financial Times社説:円高を抑止する方法は介入ではない
(2011年11月1日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)
2011.11.02(水)
http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/27863
(略)
 円の対ドルレートは2012年も2013年もさらに上昇すると予想されており、円のジレンマの厳しさは弱まらないだろう。しかし、中央銀行が国内での仕事にもっと真剣に取り組めば、この通貨問題の大部分は次第に消えてなくなるはずだ。
 
 日銀はかなり以前から様々な政策手段、それもほかの主要国の中央銀行が試みたもののはるかに上を行くような政策手段を実験している。しかし、そうした政策は多様さにおいては革新的だが、その規模は概ね保守的で、日本のデフレ収束にはほとんど役に立っていない。
 
 もし、年限の短い証券ではなく10年物国債をターゲットに据え、これまでより攻撃的な量的緩和プログラムを実行すれば、円高圧力の緩和に対して為替介入を上回る決定的な貢献ができるだろう。
 
 またそれ以上に、停滞している国内経済を刺激することにもなるはずだ。この景気の低迷こそ、日本が解決に取り組むべき真の問題にほかならない。