AV女優はなんにんいるのか?

漏れはAV肯定派だ。
若い男の性欲は盛んだが、多くのロースペック男子にとって相手をしてくれる女子を得るのは難しく、バーチャルな満足を提供してくれる女たちは女神といっても言い過ぎではない!(と思う)
   
しかし、むかしから疑問だったのだが、AV女優っていったい何人くらいいるんだろうか?
  
現在日本におけるAV製作本数は20000本/年と推定される。
うち70%14000本は自主審査レーベルで、30%6000本は自主流通レーベルらしい。
正規レーベルだけで百数十社というから各社平均毎週2本を製作している勘定になる。
  
DVD・VHSでの最高値であった2005年の実態は以下の通り。
 

新作総数:13558万本
販売本数:3723万本
売上総額:766億円
平均価格:2746円/本
平均本数:2057本


http://www7a.biglobe.ne.jp/~tetsue/2006soft.htm
 
追記)
審査機関って①ビデオ倫理協会(50%)②ソフ倫(7%)③日本映像ソフト制作・販売倫理機構(3%)④コンテンツソフト協同組合(40%)もあるのね
それで天下りどおし抗争しているわけか(^_^)
  

 
だいたいAV撮るのってどのくらいお金かかるんだろう?
撮影現場で女優の出演料50万円や男優3万円、スタッフ7人(監督1人・カメラ2人・照明雑用2人・進行1人・スタイリスト1人)そのほか実費で100万円はかかるな。つぎにこれを編集ダビングし、さいごにモザイクかけというたいへんな作業が待っている。
やっと完成して受審しシールを貼って業者に卸す段階では150万円は越しているだろう。
これを流通に卸して売れ行きを見守るのだろうけど、3000円で売られるAVは卸値は3割として1000円。
平均2000本しか売れないのがふつうだからメーカーの手取りは200万円。
しかもおそらく売掛金回収は半年はかかるのではないか?
これを週2でやって年商2億円、純益2500万円、ROS12%。まさに町工場(^_^;)リスクの割にもうからないなあ・・・
まあ実際は著作・制作・流通・販売は分業だからこれはイメージだけどね。
しかしそもそもこのほかにリクルート費用もかかるわけだし、だいたい1現場で1〜2万円しかもらえないスタッフさんはどうやって暮らしているんだ?
たぶん現場を掛け持ちして年収300万をやっとクリアしているって状態なんじゃないかなあ。
アニメーターの待遇が問題になっているけどAVクリエーターも取り上げろよ。カマトトサヨクどもはよ。
  
さて、上記は2005年時点での正規流通DVD・VHSについての試算なんだが、最初に言ったように非資産ものが3割あるらしいので業界規模は1000億円とみてそんなにおおきく間違っていないだろう。
ただし、ご存じの通りいまやAVコンテンツはネットでデータだけDLする時代。それを加味するとどうなるのか?
まず統計年の2005年が最高値を示していたように、このころからAVのネット移行がすすんだと見なす。
感覚だが、媒体1000億円に対して2〜3割上乗せした1200〜1300億円が全体規模ではないではないだろうか?
これはこの年の日本のアニメ市場規模が2300億円であったことから、その半分という点で感覚的に合理性があるような気がする。
また、2005年はネット広告費が雑誌媒体を抜いたことで話題になった年だったが、AVコンテンツは藤木TDCが正しく指摘しているように基本的には雑誌とバッティングするメディアなので、この事実も2005年がAVのネット以降の端境期だったと傍証しているように思う。
     

     
というわけで話はAV女優にもどるんだが、日本ではAV女優は3ランクにわけられるらしい。
B級以下では複数人で撮影されることもあるため女優数に比して本数が少なくなる。
  

(にゃんこ推定)
 
 単体女優・・・・200人×12本×1  = 2400本
 B級女優・・・1800人× 6本×0.7= 7600本
 企画・素人・10000人× 1本×1  =10000本
 ------------------------------------------------------
 合計・・・・12000人× 1.6本  =20000本

  
すなわち、日本にAV女優は毎年1.2万人誕生する。
好奇心からちょっと出てみた素人や風俗からスカウトされたバイト感覚者が1万人。
それとは別にプロとして単体を張れるのは2000人。
そのうちA級アイドルと言えるのは200人。全体の1〜2%である。
   

参考)
なお、AV女優の年収も勝手に推定してみた。
もちろん売れっ子とそれ以外では何倍もの差があるが、あくまで平均。
多くの女優の活動期間が2年に満たないという世評を考慮すればびっくりするほど少ない。
女優が元AVを看板に風俗に流れるのもむべなるかなである。(単位労働時間あたりの効率は良いけど)
 
 単体女優・・・・100万円×12本×1  ×0.7=840万円/年
 B級女優・・・・・50万円× 6本×0.7×0.7=210万円/年
 企画・素人・・・・10万円× 1本×1  ×1  = 10万円/年
 
(単体女優・B級女優の最後の×0.7はプロダクションによる搾取率を控除している)

  
それにしてもこれは単年度女優のべき数なので、単味の女優数を考えるにはプロ女優を平均活動年数2年でわらなければならない。
すると答えは1.1万人、つまり約1万人となる。(現役プロだと100人?)
 
これはどの程度の数なのだろうか?
  
たとえば日系CA=スチュワーデスは毎年1500人採用、平均勤続年数は10年なので総数約1.5万人。
他方看護士・準看護士は毎年15万人、平均勤続年数8年なので総数約120万人。(男子除く)
   

18〜28歳の女子は65万人/世代ゆえ、総数650万人
 
 AV女優    1万人   (  0.1%)
 スッチー    1.5万人 (  0.2%)
 風俗嬢    30万人   (  5%)
 女子大生  140万人   ( 22%)
 看護婦   120万人   ( 18%)
 専業主婦  160万人   ( 25%)
 その他   200万人   ( 30%)
 ---------------------------------------
 合計・・・・650万人   (100%)
  
(当然だけど重複あるだろうからイメージだよ、例によって)


高卒女子65万人×進学率55%×4年≒140万人
(大検やら短大やら大学院やら留学やらは誤差として無視)


1995年と調査年が古いんだが、20代既婚者は276万人で既婚率は40%、うち専業主婦は約6割らしい。

     
AV女優どんだけ貴重なんだよ!
      
たとえば3×3の合コンを週1回10年繰り返した男がいるとする。出会える女子はのべ1500人。
主婦は参加していないとすれば、
 

AV女優:   3人
スッチー:   5人
風俗嬢 :  90人
女子大生: 430人
看護婦 : 370人
その他 : 602人

                                    • -

合  計:1500人

 
ついでに考えると1回きりもふくめAV経験者は、AVが普及した90年代以降20年で概算しても、
プロ・・・2000人×0.5×20=2万人
アマ・・・10000人×20=20万人
で22万人になる。
 
日本女子6000万人の0.4%である。
70年うまれ以降人口だと0.8%だ。
意外と多くね?
だって1000人クラスの中規模共学高校なら毎年4人はAVデビューしている計算だよ。
これを広義の風俗30万人に拡大すればもっとすごい。
こちらは勤続年数が長いだろうから毎年のデビュー数は6万人と推定したとして、経験者は120万人。70年生まれ以降だと4%だ。
あわせて5%。
つまり日本人女性の5%はAVを含めた風俗で働いた経験があるということ。
これを多いと見るか、少ないと見るか・・・`s(-・-;) エートォ...
 
追記)
ところで1936年時点の日本では、総人口8000万人に対して70万人の風俗嬢がいたことが226事件の遠因になった。(若い女性比率5%)
現代では総人口12000万人に対して30万人の風俗嬢。(同2.5%)
まあ、セックスを売る女性は平均2〜5%。その結果5〜10%の風俗経験者がいるというのが人類の定常状態なのかもね。