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2011-03-09

現代アートをレビューするぜっ!

せっかく旅行に行ってきたんだし、色々記録を残しておこうと思ってたのですが

めんどくさくなってしばらく放置してました。

ということで、改めて書きます。

今回の旅行の1番の目的は、美術鑑賞です。

行ってきたのは

MoMA

New Museum

Dia Beacon

Solomon R. Guggenheim Museum

チェルシーのギャラリー

でした。


で、そのなかで僕が最も感銘を受けたのは

Dia Beacon

Dia Art Foundation - Sites

です。


場所は

Grand CentralからMetro Northという特急列車みたいなものにのって約1時間10分。

NY郊外に当たる箇所に位置します。

確か片道20ドルくらいかかった覚えがあります。


ここには現代アートの彫刻作品が主に展示されています。

さあ、本題の現代アートのレビューに入りましょう。(ちょっと緊張


まずはこれ

Michael Heizer, North, East, South, West, 1967/2002


これ、どうなっているかというと

コンクリートに地面に、ものすごくおおきな穴が開いてるです。

円形のやつだと、おそらく直径3m弱くらい。

そして中を覗いてみると...


まぁそこは実際に見てのお楽しみということで。


次!

Richard Serra, installation view

これは、ものすごく大きな鉄板を、ぐにぃぃぃって円柱に近いようなすこし斜めな形にしたものを

立ててあるっていう作品ですね。

隙間から中に入れます。

「え?これ倒れないの?こわいよ((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル」

みたいな気分になれます。

でも倒れない(多分)

もし倒れてきたらほぼ確実に死ぬと思います。


次!


Robert Smithson, Map of Broken Glass (Atlantis), 1969.


Robert Smithson, Gravel Mirrors with Cracks and Dust, 1968.


Robert Smithsonの2作品を並べてみました。

鏡を使った作品なので、写真では良さが伝わりにくいのですが、そこは気にしない。←

2枚目の作品で、山のように積まれているのは石です。

で、L字型に鏡が置かれているっていう状態なんですが

しゃがんで壁側の写真を覗き込むと、

1枚目の写真の作品が映るわけです。

そこに自分がいるんですよ(当たり前ですが)。

その状況がものすごくいいんですよ。


次!


Gerhard Richter, Six Gray Mirrors No. 884/1-6, 2003.

でっかい黒いてっかてかの板が部屋の四方に置かれているっていう作品。

この質感にはうっとりします。

そしておそらくこの作品にはコンセプチュアルな部分もあるんですが、

そこにはまぁ触れずに...


と、まだまだいいものたくさんあったんですが、きりがないのでこれくらいにしておきます。

ヒーハー!

2011-03-01

NYの雰囲気

地下鉄と車の往来が、NYの特徴をよくあらわしているのかな(まだ来て4日なのですが)思うので、僕の感じたものをまとめておきます。


地下鉄

駅員がいない(チケット売り場には人がいる。いないときもある)。

運賃はどこまで行っても一緒。

出口が混んでたら、横の非常口から出る。(警報音が鳴り響くがお構いなし。たまに非常口を常用してタダ乗りしてる人がいる)

駅も電車も汚い。たまにしょんべんくさい。浮浪者がしばしば乗っている。

運転はかなり荒い。特に止まり方が荒い。何かに掴まっていないとこける。住民でもたまにこけてる。

電光掲示板は最近出来始めた模様。ほとんどの駅で導入されていない。

いきなり「ちんどん屋さん」が乗ってくる。見たらチップせがまれる。

大音量で音楽聴いてる人とか、普通にいる。

曜日によって電車が止まらない駅がある。でも同じ駅の逆方面は動いてたりする。その場合は、逆方面に何駅かいって逆戻りする。


道路

路駐半端ない。それ前提で道路が作られてるんじゃないかと思うほど。たまに2列になってる。

運転が荒い。指示器出さない車も割と目撃する。

クラクション鳴らしまくり。前の車が右左折のときに歩行者を待っているときでさえ鳴らす。ひどいときは前が赤信号で止まっていても鳴らす。

タクシーめっちゃ多い。黄色以外のに乗るとぼられるので注意。

歩行者の信号無視もすごい。大阪よりせっかち。


そういえば、バス一回も乗ってないです。乗る機会があればまた追記します。

2011-02-27

ギャラリー巡りメモ

マンハッタンの南西側、チェルシーにあるギャラリー巡りをしてきたわけですが

めちゃくちゃたくさん(地球の歩き方によれば約370)あるので、全部は当然行ききれません。


そこで、前日にNY在住のアーティスト(Katsuhiro Saikiさん)

↓website

http://www.katsuhirosaiki.com/


におすすめのギャラリーを伺ってきたので

メモっておきます。



303 Gallery

Marianne Boesky Gallery

Tanya Bonakdar Gallery

Cheim & Read

James Cohan Gallery

Paula Cooper Gallery

D'Amelio Gallery

Zach Feuer Gallery

Gagosian Gallery

Gladstone Gallery

Greene Naftail Gallery

Casey Kaplan

Sean Kelly Gallery

Leo Konig Inc.

Lehmann Maupin Gallery

Luhring Augustine

Matthew Marks Gallery

Murray Guy

The Pace Gallery

Andrea Rosen Gallery

David Zwirner

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スーパー行ってきたお @NY

今旅行でNYに来ています。

今日スーパーに初めて行ってきました。

日本とはいろいろ勝手が違って大変だったので、

買い物の仕方をまとめてシェアしたいと思います。


店内に入ってまずカゴをゲット。

すると、何かかごの下に付いてる。


ローラー・・・?


と、取っ手が伸びる!!!


f:id:nyantani:20110227062826j:image

こんな感じでかごを店内で散歩させながら買い物ができます。


売ってるものは別に普通です。

500mlのレッドブル(笑)を除けば。


で、レジに行く。

カゴを置くが、なぜか店員は横にいる別の店員と話し続けてる。


僕が話しかけると。

「とりあえず、かごの中身出して」と。

自分でかごの中身出して、台に置くっていうルールみたいですね。


店員が、ピッピピッピと商品のバーコードを読み込む間に

僕は左に置かれているカードリーダ的なものの存在に気づきました。

これまた見たことのないものです。


skim your card 的なことが書いてあります。

僕はカードをその機械に通しますが、反応なし。


なんかよく分かんなかったので、店員が打ち終わるまで待機。

打ち終わったあと"Skim your card." と言われたので

もっかいやってみるが、反応なし。

"Wrong way" と言われる・・・

下から上に通せってことか?と思ったが、そうではなく単にカードの向きを裏表逆にして通せということだった。


で、サインを書くように言われるわけですが、

機械の画面にここにサインをかけと出る。


・・・???


タッチパネルの液晶だったので、指でサインしてみる。

書けない・・・


「あ、ペンがある!」


機械にDSのペンみたいなものがありました。

それでサインすると書けました。


こんな感じなので、もし行く機会があれば参考にしてください^^


追記

カードをスキムするときの件

ホテルに帰ってよくよく考えてみると、おかしなことに気付く。


カードに書かれている矢印の方向とは逆に通したやり方が正しいやり方だったのです。


なんだこれーーーーー!分かるかよ!

2011-02-03

「言い訳をしない」をめぐっての思考メモ

昨日、友人がTwitterでこんなこと言っていた。

「プロとアマの違いは何でしょう。」という問いに対して、

青木功・ランディーバース・千代の富士の三人が三人とも同じ答をしたと。


答が気になったのでググってみたら、下のベージを見つけた。


注文住宅 大分県 工務店 M・ZEC(エムゼック)


タイトルにもあるように、答は「言い訳をしない」ということだそうだ。


なるほど、言い訳をしないということは重要ですね、と納得させられたような気がした。

ところが、2秒後に、頭の中に疑問符が湧いた。


「言い訳をしない」というルールないし命題は、たくさんの具体的行動としての帰結を持ち過ぎているのではないか?


「〜をしない」というルールが、直接に具体的行動を生まないということもさることながら、

言い訳という言葉の輪郭の曖昧さもそれに輪をかけているように思うのである。


例をあげよう。

ある日A君は、麻雀(勝敗の付くものなら何でもいい)でボコボコに負けたとしよう。悔しい。

そこで、自分ルールに則って、言い訳をしないことにした。

彼は思った。「運が悪かった」


別の例をあげよう。

ある日B君は、麻雀でボコボコに負けたとしよう。悔しい。

そこで、自分ルールに則って、言い訳をしないことにした。

彼は思った。「次は頑張ろう」


さらに別の例をあげよう。

ある日C君は、麻雀でボコボコに負けたとしよう。悔しい。

そこで、自分ルールに則って、言い訳をしないことにした。

彼は思った。「一手一手、今日の打牌を検討しよう」


A君は言い訳をしている。B君とC君は言い訳をしていない。

僕の見解としては、C君、B君、A君の順番で強くなると思っている。

プロフェッショナリズムの高さの順でも同じだ。


国民的フィギュアスケータの浅田真央は、いつもB君のような発言をしているように思えてならない。

「次の〜大会では、ベストを尽くせるよう、しっかり練習します」


もちろん、彼女の頭の中を覗いたわけでもないし、裏での発言を聞いたこともないので彼女自身がどうこう言うつもりはないが、もし仮に、このようなコメントが試合後の考えの全てなのであれば、非常に残念だと感じるのだ。


確かに言い訳をしないというルールは、センテンスのシンプルさ故、便利だとは思う。

が、やはり何か物足りない印象を持つことを禁じ得ない。


そこで、このエントリのオチとして

それを、多少冗長にはなってしまうが別の形で表現することを試みる。

  • 失敗したときには原因を分析する
  • 自分が解決できるもののみを抽出する
  • 解決策を考え、実行する

より簡潔にまとまった表現があればいいのだが...

2011-01-30

本の紹介 遠藤周作「死海のほとり」

本の紹介第二弾!

ということで、前回に引き続き小説編第二弾をお送りします。

  • 遠藤周作「死海のほとり」
死海のほとり (新潮文庫)

死海のほとり (新潮文庫)


遠藤周作の小説は「沈黙」「海と毒薬」が有名で、倫理感やキリスト教をモチーフにしたものが多いですが、

この「死海のほとり」はそういったテーマの最もラディカルな(根っこになるような)部分にあたるのではないかと個人的に思っています。

構成が、村上春樹の「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」のように2本のストーリーが入れ違いに出てくる構成になっています。


一つは、主人公「私」と、その友人であり聖書学者である戸田とが、エルサレムからはじまるイエスの足跡を辿る物語。

今を生きるこの二人と、キリスト教との関係、距離感を描きながら、

読者に宗教や倫理と自己との関係の取り方等について考えさせてくれるような物語。

遠藤周作的な雰囲気が漂うのは下のイエスの物語の部分なのですが、こちらも非常に良く出来ていて

(超一流作家なので当たり前といえばそうなのかもしれませんが)


「私」と戸田との対比がなんとも言えない味わいがあります。

戸田という人間を通して自分自身を見つめ直す「私」

その「私」を通して自分自身を見つめ直す読者

そしてこの作品を読む自分は、作品を共有する他の読者にさらに曝されているような感覚さえ抱く


そういう仕組みになってるように僕は感じました。



もう一つは、キリストがもし超能力を使えなかったらどうなるか?

という設定でイエスの人生を書き直したようなお話です。

多かれ少なかれ、他人と付き合う上では「どこまで他人のために行動するのか」という問題ってありますよね。

僕はこれがよく分からなくなることがしばしばあるのですが...

まぁそれはさておき、この物語の中のイエスは、徹底して他人への愛を実践し続けます。

しかし哀しいかなイエスは全くの無力。病人を治すことはできない。パンを与えることはできない。葡萄酒などもってのほか。

本当に何も出来ない。

ただ、相手のそばにいてあげるということを徹底します。

では、そういうことをされた相手は何をする?それを傍で見ている弟子たちは何を思う?


で、この二つのストーリーがあえて交互にプロットされているのにはどういう訳があるのか?

以上です。

読んでくださってありがとうございます^^

本の紹介 大岡昇平「野火」

はじめのエントリーは、無難に本の紹介にしようと思います。

まぁ「趣味は読書です(キリッ」なんて言えるほど本を読んでいるわけではないのですが...

とにかく本の紹介にします!

で、タイトルにもありますように、今回は小説編。

僕はおもに、いわゆる「純文学」と言われるジャンルの小説を読みます。

とはいえ、漱石とか太宰とか三島とかの話をしても仕方がないので、

そういったものを省いた中で、僕的さぶいぼ作品をご紹介します。

前置きが長くなりました。本題に移ります。


  • 大岡昇平「野火」
野火 (新潮文庫)

野火 (新潮文庫)

舞台は太平洋戦争フィリピン戦線。主人公田村一等兵は肺病にかかり、そのため隊から追放された。

病院にも入れてもらうことができず、田村は戦場の原野を当てもなくさまよい、次第に肉体も精神も衰えていく。

限界ギリギリの状況で人は何を思い、どのような行動を行うのか。

というようなことが語られています。ハリウッド映画の戦争ものも興味深いですが、

「野火」でしか見ることのできないシーンがここにあります。なにより後半の畳み掛けが最高にさぶいぼです。


はらへったー死ぬ死ぬ死ぬ死ぬーやべー死ぬー


みたいなこと普段言ったりしてますが、

本気で飢え死にそうな状況なんてそうそう体験できるもんじゃないですから、

それをリアルに伝えてくれるという意味で僕のおすすめです。


以上。

こんな感じで今回は失礼します。

興味持ってくれれば幸いです。