世界初のリズムボックス「ドンカマチック」
右サイドバーで展開しているおすすめCDで今日はTimmy Thomasを取り上げてみたのですが、彼について語るときには欠かせない「ドンカマ」(旧式のリズムボックス)のことを書こうとして、
「そういえばドンカマの実物写真って見たことないな・・・」
ということで検索しました。
「ドンカマチック」ファーストモデル
http://www.korg.co.jp/SoundMakeup/Museum/Product/vol1.html
すげー超かっちょいいーーー
追記:「黒人はあんな単純なリズムボックスをどうしてあんなにファンキーにプログラミングできるのだろう」というのは(言い回しはうろ覚えですが)アフリカ・バンバータの"Planet Rock"に対する坂本教授の言葉だったと思うのですが、
ブラックの人は機械の出すチープな音をクールなファンクネスに変える魔法の力を持っているとしか思えない時は確かにあります。
例えばムーグ。現在から考えるとチープ極まりない、単純な波形音しか出力しないシンセがスティーヴィー・ワンダーやバーニー・ウォレルの手にかかるとめちゃめちゃファンキーに歌いだすし、
リズム・ボックスにしてもスライは言わずもがな、プリンス"Sign O' The Times"、Soul II Soul、果てはデトロイト・テクノ・・・と連綿と続いているし。
なんでなんでしょうね。
やっぱり"I don't Know, but whatever we play, it's gotta be funky."
ということなんでしょうか。
たまっても嬉しくない
昔の洋楽をたくさん聴いていると、いつの間にか同一曲のさまざまなカバーバージョンがたまってくる場合があります。
世の中には物好きな人がいて、そうした1つの曲のカバーだけでCDを作ってしまおうという企画盤を出しているドイツのレコード会社があります。
http://www.roofmusic-shop.de/P_264.htm
俎上にあがっているのは以下の通り。
- Sunny- A Collection of Various Interpretations
- Sunny Part 2- A Collection of Various Interpretations
- Summertime- A Collection of Various Interpretations
- Fever- A Collection of Various Interpretations
- Take Five - A Collection of Various Interpretations
- Light my fire- A Collection of Various Interpretations
Amazon.co.jpでは見つけられなかったけれど、"Sunny Pt.2"はタワレコ・HMVでも
今なら買えたと思う。
自分は一時期サンバの名曲"Berimbau"を集めていたことがあったのですが(参照)、
その他に
- ソウルを集めてると"What's Going On"がたまってくる
- おしゃれソフトロックを集めてると"Call Me"がたまってくる
- おしゃれボサノバを集めてると"Tristeza"がたまってくる
- おしゃれジャズを集めてると"Fly Me To The Moon"がたまってくる
- B級ファンクを集めてると"Sing A Simple Song"がたまってくる
- B級ディスコを集めてると"Freddie's Dead"がたまってくる
- ヒップホップの元ネタを集めてると"Get Out Of My Life Woman"がたまってくる
- ジャズファンクを集めてると"Always There"がたまってくる
- アフロ・ファンクを集めてると"Soul Makossa"がたまってくる
・・・などが確認されています。
で、他の曲はさすがに名曲揃いなので、たまってくると微妙に嬉しいのですが、
"Soul Makossa"。全然好きな曲じゃないのに、ひとたび聴いてしまうと
「ままさーままさーまままこまさーまこまここーさーままさーままさーまままこまさーまこまここーさーままさーままさーまままこまさーまこまこ(以下略)」
頭の中でグルグルグル・・・。
いろんなバージョンが集まってもちっとも嬉しくない!
Kool & The Gangはやっぱえーわー
今日Amazonからギャングソロジー1970~1984〈デラックス・サウンド+ヴィジョン〉が届きました。
DVDの方は、JT加入後のビデオクリップ集なので、色々な意味で切ないのですが、
CDは文句なく素晴らしい。後期Koolにも気を配りつつ、全アルバムから満遍なく
選曲しているため、通常のベストに比べて初期〜中期のファンクがぎっしり。
やっぱり大所帯ファンクの中でも彼らの「クール」さは別格ですね。
ただ、このCD、年代別になっていないので曲のつながりはかなり悪い。
それでは自分で並べ替えるか・・・と色々検索したら、
非常に素晴らしいKool & The Gangのファンサイトを発見。
http://www11.ocn.ne.jp/~koolgang/
全オリ盤のジャケ付き紹介がすごい!なにしろ初期作品は多くが未CD化だけに
こういうサイトは本当に役に立ちます。
更にトップページを見ると、久しぶりに彼らが(JT単独ではなく)来日することも判明。
2004年12月6・7日 大阪ブルーノート
9・10・11日 名古屋ブルーノート
13日 福岡ブルーノート
14日 札幌パークホテル
むー東京はないのか・・・。残念。
ちなみに「ギャングソロジー」の年代別曲順。
- "Kool And The Gang"(1969)
CD1-1.Kool & the Gang
CD2-1.Breeze & Soul
CD2-2.Sea of Tranquility
- "Live At The Sex Machine"(1971)
CD2-3.Wichita Lineman
- "Live At PJ's"(1971)
CD1-3.N.T.
CD2-4.Lucky for Me
- "Music Is The Message"(1972)
CD1-7.Electric Frog, Pt. 1
- "Good Times"(1973)
CD2-5.I Remember John W. Coltrane
- "Wild And Peaceful"(1973)
CD1-2.Funky Stuff
CD1-8.More Funky Stuff
CD1-16.Jungle Boogie
CD2-6.Heaven at Once
CD1-5.Hollywood Swinging
CD2-17.Wild & Peaceful
- "Kool Jazz"(1973)
CD2-12.Messenger of Wisdom
- "Light Of Worlds"(1974)
CD1-4.Street Corner Symphony
CD1-6.Rhyme Tyme People
CD2-8.Whiting H. & G.
CD2-11.You Don't Have to Change
CD2-9.Summer Madness
- "Spirit Of The Boogie"(1975)
CD2-10.Winter Sadness
- "Open Sesame"(1976)
CD1-9.Open Sesame
- "Love & understanding"(1976)
CD2-7.Sugar
CD1-10.Come Together
- "The Force"(1977)
CD2-13.Free
- "Ladies' Night"(1979)
CD1-11.Ladies Night
CD2-15.Too Hot
- "Celebrate!"(1980)
CD1-13.Celebration
CD2-16.Jones Vs. Jones
- "Something Special"(1981)
CD1-12.Steppin' Out
CD2-14.Take My Heart (You Can Have It If You Want It)
CD1-14.Get Down on It
- "Emergency"(1984)
CD1-15.Fresh