大角設計室のブログ

おだやかなくらし。刻が染み込む家をみんなで創ります。

窓を語れば

前回の更新が5月でした。
月イチは最低でも更新しなくちゃダメですね。
どんなネタからでも確実に更新してくれるY先輩に感謝です。

この2ヶ月の間に岡山県内の着工現場が2ヶ所増えました。
担当している人達が更新してくれるはずです。ですよね?

さて、大工工事が一段落し、左官さんの出番になった真備町の現場です。

このお家に屋根が3種類あることは以前にお伝えしましたが、
全ての棟にハイサイドライト(壁の上の方につける窓)があります。
高い位置にあるので、小さくても効果的に採光通風できるのですが。
今回はそんな窓たちを紹介します。


両サイドの窓によって明るい廊下は、間接的に各部屋に光を落とします。
東西に面しているので、時間帯によって光の入り方が変化します。


壁と屋根の間にスリット的に窓を挟むことで、屋根を強調する意匠上の役割もあります。
小屋組が浮かび上がり、外と中とのつながりも面白くなります。
窓は分かりやすいけど申し訳ないくらいの逆光です。内部は仕上がってから紹介しますね。


左官さんが蒸し暑い中頑張って土壁を塗ってくれていました。
写真左上の北側の窓は日射を直接受けないので写真写りも優しいです。
方形屋根と同じく屋根が外までつながって見えます。

建物の外にテラスを付けることで部屋が広くみえますが、
上の方で視線が抜けることでも空間は広く見えます。


久し振りなので私にしては説明多めです。
他の現場はまた今度更新します。ではー。

おの