相変わらず盛りだくさんの日々

コミュニティカフェプロジェクト>

両親が南阿蘇に購入した中古住宅の納屋を改修して、地域の方が気軽に立ち寄れるコミュニティスペースを作るプロジェクトが始まりました。
どんな時でも食べ物も電気も暖房もある「シェルター機能付きコミュニティカフェ」です。

地域の人がお茶を飲みながらくつろげる場所。冷蔵庫以外の電気は再生可能なエネルギーで賄う場所。地域でとれる農産物や資源(木や竹など)で暖を取れたり温かいものが飲み食いできる場所。水を使わないトイレ(でもボットン便所じゃない)がある場所。あそこに行けば誰かいる、何かある、と思える場所。

そんな場所にするためには、作る段階からいろんな人に関わってもらわないと、というわけで、古民家改装リフォーム第1弾をやりました。参加してくれたのは、熊本地震後に阿蘇でボランティア活動をしているメンバーが中心。復旧に関わる仕事が多い中、「創造的復興」と呼べる活動に関わってもらえたことに意味があるような気がしています。彼らがより阿蘇ファンになってくれると思うから。県庁の担当職員さんがお休みをとって参加してくれたのも嬉しかったです。
未来の店長ロコちゃんによる、素晴らしいワークショップでした。






NPO法人田舎のヒロインズの活動>
幕張にある「市町村アカデミー」という場所で、全国から集まっている基礎自治体の職員さんに向けた講義を仲間と一緒にさせて頂きました。多分、こんな講義は後にも先にもないだろう、という面白い図でした。NPO法人田舎のヒロインズ理事さんたちに次々と登場してもらい、理事8人中の5人で登壇。でも娘が3人いたので、結局8人(笑)なかなか豪華です(^-^)v


そして講義終了後は同会場の一室をお借りして、理事全員が集まって「農村だからできる」女性農家らしい取組みについて、作戦会議をしました。次世代育成のための「リトルファーマーズ養成塾」や、農業をしているからこそ維持されている農村風景の素晴らしさをアピールする「田んぼファッションショー」、農村のエネルギー自給率を高めるための「エネルギー兼業農家のススメオンライン講座」、そして日本の農家・農村の存在価値を社会として認めていくような取組み…。来年度も素敵な1年になりそうです٩(^‿^)۶


この写真を見た外国人の友人が面白い表現をした。

明治維新は地方の男性たちがリードしたけど、平成の維新は地方の女性たちがリードしそうだね』
ですって(笑)閉塞感のある社会には風穴を作っていきたいけど、子供たちのためにも無血開城を目指します(^_^)v


夏に実施した「リトルファーマーズ養成塾」については、生物多様性アクション2016の「ふれあう部門」で特別賞を頂きました(*´∀`)♪農業・農村の「育む力」を最大限に活かした取組みなので、すご〜く嬉しいです。参加者の中には自閉症の子やホームスクールの子もいましたが、農作業や自然の中での遊びを通じて、穏やかに、そしてのびのびと過ごした4泊5日の取組みがこうした評価を受けたことで、活動の励みとなります。

http://5actions.jp/award2016/result.html


夜は未来のヒロインズたちによる何語か分からない会議も(笑)北海道と山形と熊本の代表です。ちゃんとコミュニケーションは取れていた模様で、3人とも楽しそうでした。今日も朝から市町村アカデミーにてお勉強女子。お勉強に飽きたら廊下で運動。未来が明るい感じです♬



<APバンクの復興支援音楽フェスに参加>

去る22日にMUSIC for ASO by APバンクという野外音楽フェスがありました。

ひょんなご縁で数年前にお会いしたAPバンクの小林武史さんから何故だかヤケに気に入って頂き、地震の翌日にはお電話を、数週間後にはご訪問を頂き、阿蘇での音楽イベントについて私なりの意見を出させて頂きました。著名なアーティストさんが来る大きなイベントよりも、むしろ地元の方々が来やすい規模感の方が嬉しい、と。小林さんご自身も、音楽を通じて都会の方が農業や農村へよ関心を高めてもらうようなイベントをしてみたい、とのことで、私ごときの想いにも耳を傾けて下さいました。でも結局、今回の地震で大打撃を受けた観光関係者を応援するため、そして熊本県からのアツイ想いに応えるため、超ビッグアーティストさんが結集した大規模なイベントの実施が決まりました。

別にヘソを曲げたわけじゃなく、大規模なイベントで私が役に立てることはないので、特に関わりを持たずにいたのですが、「世界農業遺産」を謳うイベントにするから、何か絡んでよ、というリクエストを頂き、考えた結果、売上げの一部が復興支援に充てられるキリンビールの「熊本づくり」を販売し、農家を苦しめるイノシシの肉を「猪ケバブ」として振る舞うことで、マイナスをプラスに変える努力をすることにしました。

そんな訳で実現したのが、このドリームブース。ゲストは世界農業遺産の認定を目指そうと言い出した宮本けんしんシェフ。その宮本けんしんさんの想いに応じて全面的にサポートして下さった国連大学からは研究員のイヴォン。阿蘇の草原を守るためになくてはならない存在である野焼きボランティアを取りまとめている財団法人グリーンストックから、井上さん。そこに知事や副知事が顔を出して下さって。阿蘇の世界農業遺産認定に深く関わったメンバーが結託した、記念すべきブースだったのです٩(^‿^)۶




そして地震後に南阿蘇へ移住してきた20代女子2人がすーっごく頑張った!段取りから下準備から当日の販売、片付けまで、本当によくやった。突っ走って来た私たち40代が少し後ろにひけるぞ、という期待が持てる20代の活躍でした。

そしてイベントそのものも素晴らしかった!!それぞれのアーティストさんたちのソロもさることながら、秦基博さんが「ひまわりの約束」を桜井さんと歌ったり、MISIAさんと桜井さんもデュエットしたり。音楽フェスならではのコラボがいっぱいあって、ジーンとしました。音楽で何千人でも何万人でも感動させちゃうアーティストさんって凄いなぁ。企画して下さった小林武史さん、そしてスタッフや関係者の皆さん、本当にどうもありがとうございました!!


リサはビールが売り切れた後のタンクでライブを楽しんだ後、ミスチル櫻井さんの歌声を子守唄に昼寝してました。我が娘ながら逞しいです、はい。


秋の充実しまくっている毎日のリポートでした。