抱擁のかけら
ペドロ・アルモドヴァル×ペネロペ・クルスの新作です。
めずらしくペネロペはこの作品では何だかとってもキュートで、オードリーのように可憐でした。だけれどもしかしそこはさすがペネロペさん、もちろんそれだけのはずはありません。やりまっせこの女は、という善意にも悪意にも満ちたアルモドバルが描くペネロペはやっぱり素晴らしい。
勝手に時間軸を頭の中でいじくってしまっていた私は衝撃のラストを待ち構えていたのですが、わりとハートウォーミングに終わりました。私の頭はやはり基本アメリカナイズド(ハリウッデッド)されているのかもしれません。
それにしてもアルモドヴァルはドロドロしたシリアスなものをユーモラスにさらっと乗り切ってしまうのがホントうまいです。だって読唇術なんか使わんでもほかに方法あると思うでしょ?普通。いやいや、さすがです。
★★★★
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