秋田・青森家族旅行(第一日)

武家屋敷群

今日から二泊三日で、東北観光に出かける。天気はどうやら良さそう。朝七時前にバスに乗り、いつもの如くJR岐阜駅へ。予定の列車にギリギリ間に合って、名古屋へ。乗り換えの間に先に昼食の駅弁を買い、名古屋08:03発の新幹線に乗り換えて東京まで。東京駅では09:56発のこまち21号で、一路角館へ。それで、新幹線の中で昼食。父の選んだ棒鯖(鯖のバッテラ寿司)が旨かった。
 13:14角館着。外へ出ると、猛烈に蒸し暑い。はっきり言って並の暑さではない。直射日光がギラギラ照りつけ、湿度もきわめて高く、不快指数は最悪ではないか。この中、タクシーで武家屋敷外れまで行って、あとは歩いたわけだが、とにかく何をしているかわからないくらい暑い。それでもいろいろ武家屋敷を廻る。街並みはきれいに統一されているが、小じんまりした家が多く、まあ、さしたることはない。本当は桜の季節が美しいらしく、それは今でも予想できた。小さな武家屋敷や、カビ臭い資料館(という程のものではないが)でも、結構な入館料を取る。で、あまりの暑さにうどん屋に入ってかき氷(抹茶あずき)を食す。ホッとした。とぼとぼ駅まで歩く。それから、ずっと気になっていたのだが、暑さのせいなのか何なのか、町全体にずっと小便臭い匂いが瀰漫していたのは、頂けなかった。町の人は、何とかしたほうがいいと思う。
 母が小さな町の服屋で、藍染めのもんぺを買う。もうこんなものは、自分の家の辺では売っていない。みすぼらしい黒の子猫。
 再び新幹線で秋田へ。タクシーの運転手の話だと、秋田がこれほど暑いのは、ちょっと例がないほどだと。どうなるのかね。
 宿は秋田温泉さとみ。田んぼの中に湧いた温泉が評判になったものだそうで、実際に入浴してみると、肌がつるつるになる。ここまでのものはあまり記憶にないくらいで、意外と云えばそうだった。すごく塩辛い、弱アルカリ性の温泉。食事も味付けのセンスが良くて、工夫もあり、奇抜なものはなかったが美味しかった。日本酒も旨い。満足の旅館でした。