曇。
音楽を聴く。■ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第一番(リヒテル1976)。終楽章がえらくテンポが速いなと思ったら、元々の楽譜の指定はプレスティッシモだったのか。それならわかるが、普通はアレグロくらいの感じで弾かれるよね。
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ロレンス・ダレル『リヴィア あるいは生きながら埋められて』読了。「アヴィニョン五重奏」第二巻。藤井光の訳はなかなかいい。しかし、ダレルの世界は自分と殆ど共通点がないな。それでも面白く感じるというのが不思議なのだ。なお本書で、舞台が第二次世界大戦直前の西欧だということがわかる。中で登場する小説家の書いた作中人物が、実際の登場人物のように扱われているのが奇妙だ。続巻が楽しみ。
アヴィニョン五重奏II リヴィア (アヴィニョン五重奏【全5巻】)
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