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2013-11-04

車でMIHO MUSEUMへ

| 21:42 | 車でMIHO MUSEUMへを含むブックマーク

休日。曇のち晴。

2013年秋・冬_11車をアクアにして初めて、一〇〇キロ以上の遠出をする。家族で、滋賀県信楽MIHO MUSEUM へ行くつもりなのである。朝八時半頃出発、東海北陸自動車道から西尾中央道を通り、蟹江から東名阪自動車道に入る。途中、御在所SAで休憩。トイレの収容人数がとても多く、掃除も行き届いて感心した。昔の高速のSAイメージとまったくちがう。中の店もおもしろく、SAなのに朝から賑わっている筈である。アツアツの豚まんを買って食ったが、うまかった。
 高速道路の運転は、車間距離と車線変更に気をつければ、そんなにしんどいことはない。ただ、後ろから詰めてくるバカが結構いるので(半分は女性)、その辺は注意しなければならない。亀山JCTから新名神に入り、信楽ICで降りる。そこからは近いはずだが、カーナビの教えてくれた道がひどいもので、山道なのに車一台分の幅しかなく、所々では未舗装だったりするもので、正直言って往生した(って岐阜弁? 「大変だった」という意味)。もういい加減にしろと思ったところで、突然 MIHO MUSEUM のすぐ前に出ていた。最短距離って言ったって、限度があるでしょう(ただし、カーナビの「ECO」というルートを選択したのが間違いだったのかも知れない)。まあ着いてよかった。

 MIHO MUSEUMHP)は、熱海MOA美術館と並び称されることのある有名な美術館で、一度行ってみたかったのである。ここは電車で行くのがむずかしいので、初の遠出を兼ねて車で来てみたわけだ。レセプション棟でチケットを買い(大人1000円は安い)、電気自動車に乗って(歩いても充分いける)美術館棟へ行く。山の中にあって、敷地内の大きな橋を渡るところの景観がいい。中は、入り口を入ったところの借景がおもしろい(写真下)。まず、企画展の「根来塗」の展示を観る。根来塗というのはいつ頃からあるのか知らないが、相当の歴史があり、使用して塗が剥げてきているようなものの価値が高いのは、日本的でおもしろい。新品できれいなものは、確かに詰まらないのである。このあたりの感覚は、言語化するのがなかなかむずかしいように思われた。また、かつては、それほど身分の高い人でなくとも普通に使っていたものが、これほどのものだというのも、アジア的、日本的な気がした。つまり、生活の中の美であり、柳宗悦の「民芸運動」というのも、そういうところの不思議さに撃たれたものであろう。
 しかし、本当に凄いのは常設展示の方だ。ここには、日本のものは常設展示はされていない。エジプト西アジアギリシアローマ中国ペルシア、このあたりであるが、その質の高さたるや、目が眩むほどである。特にエジプトが凄い。どうしてこんなものが日本にあるのか知らないが、現地にあってはいわゆる「国宝級」のものばかりである。こんなものどこから入手したのだろうと、詰まらぬことを考えてしまうくらいだった。その他、ギリシアも大変なものだし、個人的にはガンダーラ仏教美術おもしろさに気づかされた。真剣に観ていたので、かなり疲れたくらい。
 観終わって午後一時くらいだったので、レセプション棟に戻って昼食にする。自然食材を謳った料理が並んでいて、その中から平凡そうな天麩羅蕎麦を注文したのだが、蕎麦天麩羅もあまりに美味いので、びっくりした。別に注文した、塩で食べる豆腐も美味い。蕎麦香り高く、豆腐は豆から作られたことがよくわかるようなもの。ウチの家族蕎麦が好きで、外でもよく食べるのだが、こんなに美味い蕎麦はほとんどないと断言しておこう。ちなみに値段も安く、一人1500円以下だったと思う。

2013年秋・冬_5

 あとは、帰り道に、滋賀県陶芸の森陶芸館に寄る。特別展は「酒器の玉手箱」と題され、銚子やお猪口がならんでいた。なかなかよかったけれども、日本でも有数の某コレクションからという展示は、めずらしかったり奇抜であったりはするが、明らかにまったく美に関する目のない人間が集めたものだと丸わかりで、呆れた。こんなものを「日本有数のコレクション」などと言っているようでは、鑑賞眼のなさを暴露しているも同然である。まあどうでもいいが。
2013年秋・冬_13 最後に、これも帰り道にある、 紫香楽宮跡に寄る。一時期聖武天皇遷都して、すぐに捨てられたところだが、何ともさみしいこと限りない場所にある。聖武天皇は何を考えていたのか。今は一部礎石が残るだけで、完全に森の中。こんなところ、明らかに都にできないよ。
 帰りは信楽ICから新名神京都方面に行き、草津JCTから名神名古屋方面に。多賀SAに寄り休憩したあと、関ヶ原を越えたあたりで渋滞になる。岐阜羽島一宮の間も渋滞しているという情報が入るので、養老JCTから建設中の東海環状自動車道に入り、西大垣で降りる。あとは国道21号で帰るだけ。でも、下も混んでいるのには変わりないのだな。夕方六時頃、自宅着。
 よく考えてみたら、今日世間では、三連休の最終日で、Uターンラッシュがある筈だ。渋滞になるに決っている。そこらあたりは反省点でした。

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