サリンジャー『フラニーとゾーイー』

晴。
音楽を聴く。■ミヨー:マリンバヴィブラフォンのための協奏曲(チェリビダッケ)。

J・D・サリンジャーフラニーとゾーイー』読了。村上春樹の新訳で話題になっているので、敢て旧訳を読んでみた。自意識過剰な若者ばかりが出てきて、個人的にはうんざりしながら読んだが、文学のわからない自分のことは措いておこう。自分にも、これが優れた文学であることはわかる。しかし、これを訳すとは、村上春樹って何歳だったっけ。還暦は過ぎていたよね。これは完全な青春小説でしょう(宗教小説とも云えるかも知れないが、ここでの宗教は完全に中二病である)。まあ、そんなことはいいのだが。それにしても野崎孝の翻訳は見事で、敢て新訳が必要かと思うくらいだ。たぶん、村上春樹訳もいいのだろうけれど。

フラニーとゾーイー (新潮文庫)

フラニーとゾーイー (新潮文庫)


「経常収支黒字減少のなにが問題なのか?」安達誠司
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