デューイ『公衆とその諸問題』/いとうせいこう&みうらじゅん『見仏記2 仏友篇』

曇。
音楽を聴く。■バッハ:フルート・ソナタ第二番BWV1031、第三番BWV1032(ムジカ・アンティクァ・ケルン、参照)。お世辞にも上手いフルートとは云えない。■シューマン:ピアノ協奏曲op.54(アンスネスヤンソンス参照)。客観的に聴くともっと感動してもよさそうなのだが、じつはあんまり感動できなかったというもの。何が足りないのかな。多少デリカシーに欠けるし、それにアンスネスはまだモダンを表現しきれない。あまり腹に応えないというか。■ヤナーチェク弦楽四重奏曲第二番「ないしょの手紙」(ヤナーチェクQ、参照)。ヤナーチェクは聴かないといけない作曲家だなあ。

ジョン・デューイ『公衆とその諸問題』読了。

公衆とその諸問題: 現代政治の基礎 (ちくま学芸文庫)

公衆とその諸問題: 現代政治の基礎 (ちくま学芸文庫)

いとうせいこうみうらじゅん『見仏記2 仏友篇』読了。いやあ、おもしろかった。寝転がったりしてじつに勝手に仏像を見て歩いているのだが、その勝手ぶりが素晴らしい。まさしく自分たちの感性で見ているのだ。どう考えても、これは正しいでしょう。『見仏記』が人気なわけだと思った。自分でも仏像がまた見たくなってくる。十一面観音なんかどうだろうね。湖北でも行くか。
見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫)

見仏記〈2〉仏友篇 (角川文庫)

多少元気が出てきたかな。

音楽を聴く。■ブラームス:三つの間奏曲op.117、ピアノ曲集op.119(コヴァセヴィチ)。ブラームスの間奏曲というと、どうしてもグールドの名盤が連想されてしまうが、このディスクも悪くない。曲の滋味は充分に出ている。
Piano Works

Piano Works

ベートーヴェン交響曲第二番(バーンスタイン1964NYPO)。すごい生命感だが、ちょっと乱暴なところもある。ニューヨーク・フィルはあまり上手くない。■シューマンピアノ五重奏曲op.44(アルゲリッチ他2002Live、参照)。ルガーノ音楽祭でのライブ録音。奇跡的な室内楽の演奏だ。聴衆が喜ぶ筈である。また、曲がいいではないか。シューマン室内楽の中でも、最も価値・人気の高い曲のひとつだろう。室内楽好きならば聴かねばなるまい。