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2016-03-28

奈良家族旅行(第一日)

| 22:00 | 奈良家族旅行(第一日)を含むブックマーク

両親が高齢になっていつまで家族で遊べるかわからないので、仕事も畳んだことでもあり、今年はできれば色いろと動こうということに。ただしお金が潤沢にあるわけではないので、ブルジョワでない我々としては、旅行はケチケチになりまする。というわけで、僕の運転で奈良へ行ってきました。

 朝の八時前に出発、いつもの各務原IC から高速に入って一宮JCT名神下りへ。多賀SA で休憩したあと瀬田JCT から京滋バイパス、京奈道路経由で奈良中心部に入る。10:54 着、自宅から 176.1km。奈良は何度も来ているので、今回はマイナーなところを廻るつもり。歩いてまずは元興寺へ。まずは本堂(極楽坊)が国宝

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あとは「智光曼荼羅図」というマンダラと、国宝の小塔(模型みたいなもの)がある。多数の小石仏群がおもしろい。ここは歴史のとても古い寺で、平城京遷都の際に飛鳥法興寺(のちのいわゆる「飛鳥寺」)を移築したものだという。当時の瓦が一部いまでも残っているとのことで、確かに感じがちがう部分があった。
 お昼なので前もって調べておいたうどん屋「麺喰」に入る。古民家を改装した今風の店で、手打ちのうどんがとてもおいしかった。ただ、女性などにはちょっと量が多すぎるかも知れない。
 さらに歩いて「頭塔」へ。これ、知っていますか。マイナーだと思うけれど、奈良中心部にある古代の「ピラミッド」みたいなもので、非常に変っている。

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確かに奈良時代に造営されたらしいが、詳細はどうもよくわからないらしい。こんなものが奈良中心部にあるとは、愉快だった。
 そこから車で、父がまだ平城京跡に行ったことがないというので、行ってみる。いまは朱雀門大極殿が、広大な空間なかにぽつねんと再建されている。近鉄の車窓から見えるので、御存知の方も多いだろう。かつての朱雀大路を往復したら、さすがにしんどかったが、青い空が広くて爽快。姿の見えないヒバリが、空中で(たぶん旋回しながら)さえずりっぱなしだった。

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 次に西の京の唐招提寺へ。ここは僕が行ったことがなかった。有名な鑑真和上像はここでは見られないが、これは以前展覧会でじっくり見たことがあるので、問題はない。ここの伽藍はどこか中国っぽくって、エキゾチック

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上の写真の金堂はもちろん国宝だし、中に安置してある盧遮那仏も立派だった。講堂(国宝)の「弥勒如来」もいいが、本当なら「弥勒菩薩」ですよね(意図的にそう呼称しているそうである)。それから、鑑真和上は日本人に戒を授けるため、すでに中国で高名であったにもかかわらず、失明までして日本に来られたわけだが、後世の造営ではあるけれど、立派な戒壇もあった。

 斑鳩の里へ。目的は法隆寺ではなく、法輪寺法起寺である。法輪寺飛鳥仏の虚空蔵菩薩像がとても慕わしかった。異国風のお顔立ち。それからここには、作家幸田文さんが建設に尽力された、立派な三重塔がある。とても最近の作とは思えなかったくらいしっくりきていた。
 法起寺法輪寺のすぐ近くである。ここの塔は、三重塔としては日本最古のもので、美しい。それにしても、見るところがじつに多くあるなあ。

 少し北上して、今日の宿である「かんぽの宿大和平群」へ。到着は 16:48、ウチから 206.9km でした。まあお値段はヒミツにしておくが(色いろワザを使った)、ケチケチでさほど期待していなかったのにもかかわらず、食事は悪くなかったし、予想外に温泉だったし、その他諸々で、まことに悪くありませんでした。それしても、遊んで疲れたあとに入る温泉って、どうしてあんなに気持ちがいいのだろう。気分の問題なのだろうけれど。

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