「オーダメイドを楽しく便利に!-女性起業家の挑戦」終了しました

第10回OBIIミーティング「オーダメイドを楽しく便利に!-女性起業家の挑戦」は無事に終了しました。週末にもかかわらず多数ご参加頂きありがとうございました。ミーティングでは、ゲストの佐藤かおり社長から、設立したオーダー服「プライベートローブ」の説明を伺い、プロモーションについて話し合いました。起業のきっかけから、人脈作りの方法まで、佐藤さんのお話は大変興味深いものでした。

  • 起業のきっかけ

起業すると思い立ったのは18歳のとき。学校の先生に将来のことを聞かれて「社長になりたい」と軽い気持ちで言ってみた。 30歳までにものにしておきたいが、3年ぐらい食べられないと思い27歳で起業した。サラリーマン時代に1000万円を貯めて準備した。Dscn0736_2

  • なぜオーダー服のビジネスを選んだか

既製品(吊るし)のスーツはマーケティングコストが高い。流行を作らないと投資コストが回収できない。スーツが細くなったり、太くなったりするのも、それが理由。

ウェブのおかげでインタラクティブになった。情報がインタラクティブになったなら、物流もそうなると考えて、オーダーを選んだ。
多くがECサイトをやろうとしていて、同じことをやっても勝てないと思った。縫製のことなどは何も知らなかったけれど、縫ってくれるところ。裏地、仕入とか。ちょっとずつ紹介してもらって開拓している。

  • 人の繋がりをつくっていくコツは

何もしらなかったので「大丈夫この子」という感じになったのでは。起業して何をしてきたかというと「助けて」と言ってきただけ。

  • ターゲットはどんな人

お客さんは40代の男性と30代の女性が半分ずつだが、ターゲットが十分にしぼれていない。
基本的には働いている女性、男性。男性はお店に行くのが嫌いな人がいる。女性はおしゃれなひとがいいものをきたい。サイズに困っている人がいる。ラインにこだわる人という方も含めて。

  • 販売ルートは

店舗は持っていない。代理店はあって、販売会を開いてくれる。カフェグローブのセレクトカフェというECサイトでも販売している。あと、クリーニング屋と提携、会社の福利厚生に導入してもらいたい。

【グループディスカッション】
お題:プライベートローブをどうやってターゲットに知ってもらうか

1、奥さんから攻める。カルチャースクール、ボランティアなど、女性の口コミはリーダー格を見つけるのがカギになる。
2、夏物と冬物のダイレクトメール、レコメンデーション機能(おススメ)、お友達紹介キャンペーン。ウェブサイトをおしゃれにして、サーチエンジンマーケティング(スーツ、就活)、社員食堂や学食に広告を出す。
3、クリーニング店にオーダーメイドシャツチケット。おまけの券がもらえる、一か月以内のもう一度注文すると10%引きになるシステムでクチコミを広げる。
4、靴を買ったあとにスーツをつくる。ネクタイにあうスーツをつくる。というように、気に入っている物から似合うスーツをアドバイスしてくれる。
5、オーダーは壁が高い、健康診断。待ち時間が長い。カタログを持っている。楽しくない健康診断を楽しくする。
6、40代おじさんをターゲットに想定。面倒、高い、興味ないというところを崩すために、大企業の福利厚生のパッケージに食い込む。

などのアイデアが各グループから出され佐藤さんからコメントを頂き終了しました。

◆今後のOBIIの活動予定◆

第11回ミーティング「はてなブックマークPR大作戦」
日時:11月29日(土)16時から
場所:キャンパスプラザ京都(JR京都駅前)
ゲスト:「はてな近藤淳也社長
概要:はてなブックマークのプロモーション・サービスアイデアを考えます。

京都大学MBA「ビジネスプラン検討グループワーク」
日時:11月28日(金)19時から
場所:京都大学
概要:京都大学経営管理大学院(MBA)主催の「女性起業家プログラム」で学ぶ女性が考えたビジネスプランについて、一般利用者の観点から課題や可能性を探るワークショップです。主催は京都大学MBAで、OBIIはワークショップの運営を担当します。
*聴講・参加は無料です。こちらからお申し込みください