この夏も

微々たる金額ですが、「あしなが東日本地震津波遺児基金」と「国境なき医師団日本」に寄付をしました。

世の中には、交通事故で親をなくしたり、親が親の務めを果たすことが出来ず離れて暮らすことを余儀なくされたり、自らの責任でなく不遇な環境に置かれ、助けを必要としている子供たちがたくさんいます。

その子たちに手を差し伸べることが出来ない自らの非力に、申し訳ない気持ちでいっぱいです。上記の二つにだけ寄付をするのは差をつけて扱っているということではないのかと責められれば、うなだれるしかありません。

この行為は、わたしにとって自己満足であり、自己弁護でもあるのでしょう。生きていてごめんなさい、でも勘弁してくださいと。

でも、偽善であっても、その偽善を為しましょう。

「時の始まりから、善いおこないは往々にして悪い金のあとについてきたのだ。」とは、デニス・ルヘインの『夜に生きる』の言葉です。

わたしの差し出したお金も、きっと善い行いにつながると信じて。