【他団体の取り組み/連続セミナー「国際開発協力の現場から日本社会に問う」第1回】7/10「日本の政府開発援助(ODA)を検証する」(大阪)‏

6月、7月は関西でも東京でもODA改革に関連するセミナーが目白押しです。これは、ヒューライツ大阪と大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)共催による連続セミナー「国際開発協力の現場から日本社会に問う」第1回のお知らせです。東京からJVC(日本国際ボランティアセンター)/ODA改革ネットワークの高橋清貴さんが講師として来阪されます。東京で行われつつある政府とNGOの間の対話など、ODAの抜本的な見直し作業の最新情勢についてお伺いすることなど期待されます。

 管理人


7/10連続セミナー「国際開発協力の現場から日本社会に問う」〜第1回「日本の政府開発援助(ODA)を検証する」(ヒューライツ大阪の詳細HP)
http://www.hurights.or.jp/japan/new-project/2010/06/710oda.html


(以下、転載)

ヒューライツ大阪の藤本です。7月10日(土)に大阪で日本のODAをめぐる課題を考える学習会を開催します。

GLOCOL/ヒューライツ大阪共催/連続セミナー「国際開発協力の現場から日本社会に問う」
第1回「日本の政府開発援助(ODA)を検証する」

 外務省は現在、日本の政府開発援助(ODA)の見直しに向けた検討を進めています。09年11月および10年4月に行われた事業仕分けにおいて、ODAに関連して、(1)無償資金協力(ハコモノ)の3分の1減、経済インフラについては円借款で行うべき、(2)有償資金協力に関して審査の強化などの結論を出しました。

 そうした動きのなか、ODAの質の向上を求めるNGO・個人は5月、外務省に対してODAの見直しを求める提言を提出しました。提言では、ODA や日本の公的融資案件を含む15 事業のレビュー
および大規模事業をとりまく途上国の社会状況の検討を踏まえ、大規模経済インフラから、保健医療、教育、格差解消などの人間の安全保障分野へのシフトなどを提言しています。(http://www.foejapan.org/aid/doc/100514.pdf

 ヒューライツ大阪と大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)は、7月10日に国際協力NGOの立場から日本のODA政策に対して提言を続けている日本国際ボランティアセンターの高橋清貴さんを大阪に招いて、政府による「見直し」(案)を吟味しながら、ODA改革のあるべき理念や方向性について報告いただきます。

 ヒューライツ大阪と大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)は2010年度、連続セミナー「国際開発協力の現場から日本社会に問う」を企画しており、今回はその第1回目です。

【日時】 2010年7月10日(土)午後2時〜4時

【場所】 pia NPO 2F会議室 201号室 (大阪市港区築港2-8-24)
      地下鉄中央線「大阪港」駅4番出口から西に200m  
      (地図は、http://pianpo.com/acces02.html

【テーマ】 日本の政府開発援助(ODA)を検証する

【報告者】 高橋 清貴(日本国際ボランティアセンター(JVC)、ODA改革ネットワーク)


写真出所:市民インターネット新聞JANJAN
http://www.news.janjan.jp/living/0706/0706197604/1.php


高橋清貴(たかはし・きよたか)
 1960年生まれ。恵泉女学園大学准教授(国際ボランティア論・平和構築論)。大学で教鞭を執るかたわら、日本国際ボランティアセンター(JVC)で調査研究・政策提言担当として農村金融、ODA改革、国連改革、軍と人道支援の関係などの問題に関わる。ODA改革ネットワークを代表して首都東京で活躍、「経済成長を前提にしないODA」論など、現在、政府が進めている「成長戦略」へのODA組み込みなどに対して真っ向から反対している。ODA改革をめぐる日本を代表する論客の一人。


【参加費】 300円 (ヒューライツ大阪の会員は無料です)

【主催】 大阪大学グローバルコラボレーションセンター(GLOCOL)、
ヒューライツ大阪

【問合せ・申込み】 ヒューライツ大阪(財団法人 アジア・太平洋人権情報センター)
           〒552-0021 大阪市港区築港2-8-24 pia NPO 3F
           電話06-6577-3578、Fax06-6577-3583
           Eメール:webmail@hurights.or.jp (担当・藤本)