「この世界の片隅に」

なんかすごいらしいから観に行きました。人が沢山来ており、なるほどなんかすごいんだなぁ、日本アニメ映画も元気があってよろしいと思いました。戦争はひどいぞ!戦争こわいぞ!と大上段に構えず、普通の暮らしでもって「戦争」を表現しており、モガだった義姉がそのニュートラルな日常に抑揚を出していてよかったです。世の中に疎いミキコフでも、のうねんさんが頑張っていてみんなが応援しているよという世間の動きを知っていましたが、実際、100%のうねんさんでした。混じりっけなしのうねんさん丸出しでした。のうねんさんが役に寄せているのではなく、ただののうねんさんでした。のうねんさんは喋り方が独特さんなので、そういう役をたくさんやったらいいと思います。そういう役がのうねんさんを助けてくれると思いました。本当に才能のある人なら、まわりがやいのやいの騒がなくても自然と浮き上がってくるものです。静観しておれと思います。日本人はすぐマイフェアレディみたいに育てたがるのでなんかちょっとせからしいなと思います。そんなことはどうでもいいとして、原爆の映画はたくさんありますが、ミキコフの中では「TOMORROW明日」が一番こころに残っておるのですが、あれは最後が衝撃だったので、ガビーーンとなって心がうおー!となったことが思い出されます。しかしこの映画は天然ちゃんが一生懸命生きるお話で、最後でうおー!にはならないので、強烈な何かは残らないかもしれませんが、心が疲れ、頭が忙しくてぐったりしている時観たらとてもいいと思いました。以上です。