「為替手形」と「エクセルマクロ」


このブログでは、為替手形(BILL OF EXCHANGE)を見にこられる方も多いようです。

どのような目的でご覧になっているのかは、よくわからないのですが、この為替手形(BILL OF EXCHANGE)に関連して、輸出書類作成現場で、私が重宝していた、ある「関数」について、お話しします。

ご参考のため、為替手形見本を再度アップします。下図をご参照下さい。


上記の⑦手形金額(英字)の部分なのですが、この④手形金額(数字)で記載されるアラビア数字を、英語で表記しなければなりません。

これって、面倒な人には、結構、面倒なんですねぇ。

そこで、なんとか、ネットで適当なソフトがないものかと、探していたのですが、そんな時、たまたま、やっと見つけたのが、「Microsoft」社のこのサイトでした。

サイトのタイトルは「How to convert a numeric value into English words in Excel」です。文字通り、「数値を英字に変換」できる関数プログラムです。

これは、とても便利な「関数」です。簡単な説明が英語でありますが、このプログラムをコピーして、そのまま「関数」機能で使用しても良いし、マクロのプログラムに組み込んでも良いでしょう。もともと、米国で開発されたプログラムのようですが、かなり重宝します。

私の場合は、既に「個人用マクロブック」に下記「関数」を挿入してあるので、必要に応じて、例えば次のように「数式」タブで「関数の挿入」をクリックし、「ユーザー定義関数」として、下記関数を呼び出します。

=PERSONAL.XLSB!SpellNumber()


そこで、「英数字」に変換する「アラビア数字」を[MyNumber]の右横のボックスに入力して、[OK]ボタンをクリックします。(とりあえず、英訳に面倒そうな数字を入力してみました。)


すると、たちまち「英数字」が「アラビア数字」に変換されて、「セル」上に表示されます。

「答え」は [One Million Two Hundred Thirty Four Thousand Five Hundred Sixty Seven Dollars and Eighty Nine Cents] でした。


如何でしょうか。とても便利な関数でしょう。特にインボイス作成等、輸出書類作成現場で重宝すると思うのですが。

上記手順中、更に詳しくお知りになりたい方がおられれば、ご連絡下さい。http://www.office-fujishiro.com/contact.html

ご連絡の際は、「使用される用途」と「エクセルのバージョン」を明記されて下さいね。使用環境にあわせて、ご説明させて頂きます。